発行 | 電波新聞社 |
---|---|
著 | 山下 章 |
発売日 | 1986年12月 |
価格 | 1,800円+税 |
判型 | B5判 |
ページ数 | カラー272ページ+モノクロ42ページ |
雑誌コード | 18362-01 |
発行 | 電波新聞社 |
---|---|
著 | 山下 章 |
発売日 | 1987年9月 |
価格 | 1,600円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | カラー272ページ+モノクロ50ページ ※再刊版は「『ザナドゥ・シナリオII』アフターケア」が追加されたぶんページ数が増えています |
書籍コード | ISBN4-88554-135-2 |
計6冊ある“チャレアベ”シリーズのなかでもっとも印象深い一冊は?と聞かれた場合、迷ったあげく選ぶのがこの本ではないでしょうか。
ゲームのボリュームがだんだんと大きくなってきたのにともない、それまでの30本弱を掲載するスタイルを捨て、1タイトルごとにそれなりのページ数を確保するという作りかたにシフトチェンジした、シリーズの分岐点となる一冊です。
また、なによりも『ロマンシア』『太陽の神殿』『ザナドゥ・シナリオII』という、日本ファルコムの難解3作に悪戦苦闘したのが強く記憶に残ってますね。スクウェアの『ブラスティー』『アルファ』のページに載っている制作スタッフ名も、いま見ると非常に興味深いですし。
このころの僕の文体は、「だぜっ!」「だよね」「なんだヨ」といった語尾に象徴されるように、とにかくやわらかい、言うなれば少年マンガ誌のグラビアテキスト風の体裁をとっています。これは、まだまだマニアのものだったパソコンゲームを幅広い層に広げていこうという、ベーマガの主旨を自分なりに感じ取って実践したスタイルでした。当時、小・中学生向けの塾で先生のアルバイトをしていまして、そこで生徒たちと交わす会話から、どのような文章やネタが彼らの世代に受け入れられやすいのか、いろいろと勉強をさせてもらったものです。
しだいに読者の年齢層が上がるにつれて、そうした文体は薄まっていくことになるわけですが、後期の“チャレアベ”シリーズでは、どの年齢層をターゲットにした文体を採用するかで試行錯誤した覚えがありますね。
――とはいうものの、そうした意図とは別に、このころの原稿にはライターとして未熟な部分が出てしまっていることも否めません。ひたすら赤面してしまうので、「あのころはあんなことを書いていた」とか言ってイジメないでください(苦笑)。
★メルヘン・ヴェールII
★ブラスティー
★アルファ
★ウイングマン2~キータクラーの復活
★カサブランカに愛を~殺人者は時空を超えて
★覇邪の封印
★ウルティマIII EXODUS
★ロマンシア
★太陽の神殿 ASTEKA II
★ザナドゥ・シナリオII
★特別寄稿:メルヘン・ヴェールII開発物語
Written by システムサコム開発部
★特別寄稿:ブラスティー開発手記
Written by スクウェア 吉田貴司
★特別資料:GAME MUSIC 楽譜集
メルヘン・ヴェールII
メルヘン・ヴェールI
ブラスティー
アルファ
ウイングマン2~キータクラーの復活
覇邪の封印
ロマンシア
太陽の神殿 ASTEKA II
ザナドゥ・シナリオII
ウィル・MUSICプログラムリスト for PC-8801mkIISRシリーズ
ブラスティー・MUSICプログラムリスト for PC-8801mkIISRシリーズ
★『ザナドゥ・シナリオII』アフターケア(※再刊版にのみ掲載)