出版・編集 | デジキューブ |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1999年6月18日 |
価格 | 1,500円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 512ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-925075-53-5 |
出版・編集 | スクウェア・エニックス |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2006年7月20日 |
価格 | 1,500円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 512ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7575-1733-5 |
綿密に作りこまれた『サガフロ2』を、シナリオSIDE、バトルSIDE、アルティアニマSIDEと、独立した3パートにわけて徹底的に解析する。シナリオSIDEでは、物語展開に沿った人物相関図や、敵シンボルの回避ルートを示したマップを、各シナリオごとに掲載。バトルSIDEでは、実測にもとづいた詳細なデータを示し、複雑なシステムを解き明かす。さらに、アルティマニアならぬ「アルティアニマ」SIDEには、タイムアタックやオリジナル小説など、ゲームをより深く楽しむための企画物を満載。『サガフロ2』をスミズミまで遊びつくしたい人には必携の一冊。
(C) 2006 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
この本では、河津氏と小泉氏という、『サガ』シリーズの中核をなすおふたりにインタビューを敢行。どちらのかたも、パソコンゲームの創世記から『ウィザードリィ』『ウルティマ』『ブラックオニキス』といったRPGを遊びこんでいることがわかって、だからこその『サガ』シリーズなんだなあ、とあらためて納得。王道を突き進む『ドラクエ』『FF』だけでなく、全国のやりこみプレイヤーたちが我を忘れて熱中する『サガ』シリーズのようなRPGも、ゲーム業界には必要だと思うんだけど、どう? それにしても、一番驚かされたのは、その昔、河津さんが「Beep!」のライターだったという話。とすると、当時どこかの取材先で会っていたかもしれない?
前作につづき、シナリオ補完小説にチャレンジ。今回はおよそ100年にわたる物語だったため、狂言回しにはまったくのオリジナルキャラクター“ベエンダー”を創作し、それがサンダイル世界を走りまわることで各キャラクターの登場シーンを消化させてみた。こういうチカラワザを使っても河津さんやスタッフのみなさんからは何の注文や訂正要求もなく、つくづくありがたいと感じる次第である。長編小説形態のストーリーパートは、こうした恵まれた状況でなければ到底書くことができないもので(ダメ出しがあると直しが膨大になってとても締め切りに間に合わないのだ)、それだけに自由にやらせてもらえて実に楽しかった。ナイツ家三代の主人公やギュスターヴ、そして脇を固めるキャラクターも凄まじく魅力的で、彼らのエピソードをひとつの物語に再構成する作業は、本来感じるはずの苦痛苦悩を一切感じなかったように思う。こういう仕事は何度でもやりたいねえ。
攻略本制作時には、事務所内でそのゲームを個人的に購入する人のために、僕がまとめてコンビニで予約をしている。予約特典に魅せられたためか、『サガフロ2』の予約希望者は、じつに8人にもなった。店員に懐疑の目を向けられながら、8本の『サガフロ2』が詰めこまれた袋を下げて、オフィス街のセブンイレブンを出た4月1日午前7時、街にはカラスがあふれていた。コンビニで収入印紙が貼られたレシートを受け取ったのは、いまのところこのときだけだ。
連携のコーナー名を連続技研究委員会のパロディにしてみましたが、気づいた人はいるのでしょうか? 連携と言えば、年末の掃除で完成度70%の全スキル連携成否リストを発見。誰かつづきをやってください。
『サガフロ2』のマップ・グラフィックは水彩画風で、一枚の絵画としても十分に楽しめるのがスゴい。本書ではゲーム中で使用されているマップを完全掲載。攻略本としてはもちろんのこと、美しいグラフィックの数々を鑑賞するための画集としても楽しめますよ。
シナリオ出現条件や、イベント発生条件のチェックでLPがつきる。と言いながら、本の制作を終えてからも自宅で個人的に遊んでいたのは内緒。
前作で伝説のプレイタイムをたたき出したスモールストーン小石氏にかわり、タイムアタックに挑戦。デュエルの立ちまわりひとつとってもプレイ時間が変わってくるので、攻略法の確立にはずいぶん苦労した気が……。でも、ホント楽しかったです。
私はRPGをプレイするとき、スタート地点で各キャラクターのレベルをクリア可能なくらいまで上げてから冒険を開始します。そのため、RPGでモンスターに苦戦するということはかつてなかったのですが、本作のグールの塔に住む死せる賢者とその高弟たちに無傷で勝つのには、ずいぶん苦労しました。
コンバットで一番難しいシナリオ「サウスマウンドトップの戦い」を、最初に「ドトップ」と略したのは誰? 気がついたら、スタッフ間ですっかり定着してたし。
技・術の性能はどのように評価されるか、っていうのを詳細に解説するために、あんなにテキストが多くなってしまいました。ちなみに「閃き~技の派生~」(P.246)は、実際に1000回プレイした統計から確率を計算してるんですが、僕自身がプレイする時間はなかったので、ほかの人にプレイを6時間ビデオに録画してもらい、それを早送りで見ながら高速で「正」の字を書いていく、というものすごい力技をやってます。
私が参加した記念すべき最初の攻略本。はじめてなので、調査や資料集めなどの雑用をするのだろう……と思っていたら、いきなり人物紹介や考察のページをまかされてビックリ! でも、大好きな『サガ』シリーズだったこともあってか不思議とあまり緊張せず、はりきって書いていました。考察系の企画にこれだけのページをさくのはベントスタッフでもはじめてのことだったらしく、いろいろ試行錯誤しましたが、わりと好評だったようでうれしいです。