発行 | カプコン |
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発売 | アスペクト (再刊版:エンターブレイン) |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1999年10月30日 |
価格 | 1,300円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 352ページ(オールカラー)+折りこみマップ |
書籍コード | ISBN4-7572-0613-5 (再刊版:ISBN4-7577-2193-5) |
『バイオハザード 3』のあらゆる要素を解析・追究。最短ルート攻略(タイムアタック)やナイフクリア、エクストラゲーム『ザ・マーシナリーズ』徹底攻略といった、各種やりこみ企画も掲載している。パーフェクトマップのページでは、平面マップに視点切りかえラインを引き、視点ごとの画面をマップにリンクさせるという試みに挑戦。
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この本や「ディノ クライシス 公式ガイドブック」の巻末には、ちょっぴり工夫した折りこみマップがつけてあります。見たいマップを広げてから、本を読み進めてみると……ほーら、ページの右側にハミ出した部分に、ちょうどまとまり良くマップが載ってますよね? そのマップと対応させていけば、本のなかに記述されているマップ番号やマップ名の位置が瞬時にわかるって仕組みです。自分ではそれなりに良いアイデアだと思っていたりするんですが、残念なのは、正しい使いかたを把握してくれている人が少ないということ。みんな、「使いかた」の解説をちゃんと読んでくれ~(泣)。
1冊目との情報のかぶりを少なくし、両方購入してくれたみなさまに満足いただけるかに腐心した「完全征服編」。公式情報のかぎられるモンスターとキャラクターの解説文にはとりわけ苦心したような……。イメージストーリーは「脱出遂行編」でのテイストからガラリと変え、バトル中心のホラー六連弾。こういうのは得意ジャンル、というか好きなようで(笑)、楽しく書いていた記憶がございますナ。自分的にはブラッドがネメシスに追われるふたつ目のストーリーがオススメ。
ミニゲームの点数を限界までかせぐため(P.188参照)、ボタンの連射装置をオンにしたPSを3日ほど起動しっぱなしにしてました。しかし、このかせぎは度がすぎるとゲームオーバーになってしまうので、手放しプレイのわりには緊張感が高かったですね。
シナリオ攻略の原稿が完成し、最短ルート攻略(=タイムアタック)に取りかかる。原稿提出予定日まであと1週間。かくして、タイムアタックのタイムアタックがはじまった。……S.T.A.R.S.オフィスのロッカーを開ける。マグナム。リセット。S.T.A.R.S.オフィスのロッカーを開ける。マグナム。リセット。ロッカー。マグナム。リセット。ロッカー。マ。ランダムのばかー。
追跡者の叫びが「ダース」としか聞こえないので、自分のなかで追跡者のアダ名は「ダースくん」になってました。しかし、実際は「S.T.A.R.S.!」と言っているらしい。絶対「ダース」だと思ったんだけどなあ\(≠皿´)/
本書を制作中に身体を壊して入院することになり、後半部分はほとんど制作にかかわることができませんでした。その節は、さまざまな人たちに多大なご迷惑をおかけして、まことに申しわけありませんでした。やはり人間、身体が資本ですね。
『バイオハザード』のようなゲームの攻略本で難しいのは、せっかく平面マップを掲載しても、それがどの場所なのか、いまいちわかりにくいこと。というわけで、本書では平面マップとともに、各視点の画面写真も同時掲載しています。おかげでページ数が大幅に増えて死にそうでしたが、読者のみなさんに喜んでもらえれば、ま、いいか。
ふつうにゲームを進めていくうえでは、多くても3回ぐらいしか通過しないと思われるひとつの部屋に、14とおりもの敵配置パターンを用意してあるカプコンのこだわりには脱帽。ちなみに総計352ページの本書1冊中には、ジルの写真またはイラストが全部で950点以上も掲載されていたりします。これもある種のこだわり?
リリーフとして「シークレットフィーチャー30」担当を命じられたものの、締め切りまで約1週間という緊急登板なうえ、個人的に『バイオ』シリーズの本には初参加で、まさにてんやわんや。とくに、隠し待機モーションの写真撮影では、ジルがそのモーションをなかなか行なってくれず、撮影終了まで13時間もかかってしまった。いやはや、女性のあつかいは難しいものです。