発行 | カプコン |
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発売 | アスペクト (再刊版:エンターブレイン) |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1999年7月30日 |
価格 | 1,200円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 192ページ(オールカラー)+折りこみマップ |
書籍コード | ISBN4-7572-0514-7 (再刊版:ISBN4-7577-0291-4) |
詳細なデータをまじえ、『ディノ クライシス』のすべてを基礎から徹底解説。恐竜との戦いかたやアイテムの入手方法はもちろん、シナリオのクライマックスでの分岐や各種隠し要素の出現条件も完全解明している。そのほか、専門知識にもとづいた恐竜解説、英語のセリフと日本語字幕のちがいを比較した「『ディノ クライシス』で学ぶENGLISH」といった企画物も充実。巻末には、本を読みながら使える折りこみフロアマップ付き。
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ライター仲間に、いまとなっては懐かしのファミコン必勝本(後期の書名はHIPPON SUPER!)で仕事をしていた内田 聡という男がおりました。チャレンジ精神のかたまりである彼は、HIPPON SUPER!が休刊となってまもなく、アメリカの大学へ本格的な留学を果たします。それから数年後、夏休みを利用して日本に帰ってきた彼が、「休みのあいだにできるバイトはありませんか?」とベントスタッフを訪ねてくれました。なんというグッド・タイミング! そうして完成したのが、この本の「『ディノ クライシス』で学ぶENGLISH」というコーナーだったりするわけです。
本作はリックにつきる! リック最高!! そんな想念に取りつかれてイメージストーリーもすべてリックの独白でいってみた実験作。「ヘイ! 俺のケツが喰われちまうぜ、ママ!」と泣き叫ぶリックのイラストも欲しいと提言したがあえなく却下された。キャラクター解説はナゼだか最小活字に挑戦というカンジになってます。ルビ級?
調合システムがおもしろかったけど、続編でカットされていて残念。ところで、オビの裏表紙側の秘密ってまだバレてない?
本書の部屋別マップは、レジーナによる歩測をもとに作っています。歩けない部分は、画面の視点を何度も変えて背景グラフィックなどを見ながら長さを割り出しているんです。全体マップをそのまま流用しないのは、開発中の調整などで、全体マップでの距離と実際にゲーム中でレジーナを歩かせたときの距離にズレが生じてしまっているため。かぎられた時間のなかで、より正確なマップを作成するのは骨が折れました。
ページ数は少ないが、情報が過不足なくおさまっており、企画物も充実している1冊だと思う。そのぶん「ベントスタッフっぽさ」は抑えめな気もするが。あと、攻略編が雑然としている印象を受ける。自分の担当なんだけどさ。とほほ。
恐竜との追いかけっこにも少々疲れぎみの今日このごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。それにしても、恐竜って強かったんだなあ。でも、あれだけ撃っても死ななかった恐竜を絶滅に追いやる自然って、なんてモノスゴイノカシラ。
エクストラゲームであるオペレーション『ワイプアウト』を担当したのですが、ミッション1でベストのタイムを出し、自宅で休養したあと会社にもどってみると、リセットされたらしく、オープニングデモが流れていました。社内にいた人たちに聞いたところ、停電があったということでした……。