発行 | アスペクト |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1996年3月2日 |
価格 | 1,068円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 160ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-89366-493-X |
技の出しかたや効力、必殺技の当たり判定、対CPU&2P戦の基本的な攻略法を解説する、『ヴァンパイア ハンター』の入門書。サターン版における隠しOPTIONの出しかたも紹介されている。情報はすべてサターン版に準拠したものだが、アーケード版にも応用可能。
(C) CAPCOM CO., LTD.
(C) 1996 ASCII
かつて作ったデカくて分厚い「ALL ABOUT ヴァンパイア ハンター」をカプコンの開発スタッフに気に入ってもらえたからか、じつはサターン版『ハンター』のデバッグ作業にウチの会社も協力しています。そのおかげで、早い段階からソフトをプレイすることができ、この本の制作は非常にスムーズに進行しました。スムーズすぎて、わずか23日後には「Ver.2」も発売することに。そう言えば、’96年の3月って、ベントスタッフの新刊が3冊も発売されてるんですよね。あの人数で、よく頑張ったなあ。
社内のサターンの台数が足りず、自分のサターンまでかり出されることに。あっ、熱暴走するまで使わないでー。
もともと『ハンター』のCPUキャラクターのアルゴリズムは、難しすぎず簡単すぎず、じつによくできている。そのうえ『ALL ABOUT ヴァンパイア ハンター』で作った攻略パターンがほぼそのまま通用したので、かなりラクをさせてもらいました。手抜きじゃないですよ。それだけサターン版『ハンター』の移植度が高いという証明なのです。
この本とつぎの「Ver.2」でザベルを担当して以来、対戦格闘ゲームの攻略本において対2P戦や対CPU戦攻略を書いていない。さびしい。まあ、通常は各キャラクターの技表作成で手一杯なのだが。
フェリシアの対2P戦攻略につけた「気ままな猫は、やっぱり気ままに攻めるのがいいかも」というキャッチは、個人的に名文だと思うのだが、あとで知人から「いいかげんだ」とのおしかりを受けた。無念。
サターンのパワーメモリー(バックアップ用カートリッジ)は、本体の電源を入れたまま抜き挿しすると、データが消える危険性が非常に高い。その事実がまだ一般的でなかったため、この本の進行中にはデータ消失の被害が多数報告されたという。ご愁傷様です。なお、カートリッジを挿すときに端子へ息を吹きかけたり、リセットボタンを押しながらカートリッジを抜く獅子座のあなた。『水晶の龍』の野球拳はウソテクだ!