発行 | アスペクト |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1996年1月12日 |
価格 | 1,437円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 320ページ(カラー192ページ) |
書籍コード | ISBN4-89366-463-8 |
詳細なタイムチャートを掲載した技表、代表的な技の当たり判定を紹介するコーナーなど、ALL ABOUTシリーズでも定評のあった、緻密な解析と豊富なデータがウリ。キャラクターのポーズ集、設定資料集といった関連情報も満載している。
(C) SNK 1995
(C) 1996 ASCII
ベントスタッフがはじめてファミ通ブランドで作った本です。じつは、エンターブレイン代表取締役社長(週刊ファミ通編集長)の浜村さんとは、お互いにフリーライターだった時代から仲良くさせてもらっていたので、あるとき「今度ファミ通で仕事させてくださいよ」とお願いしたら、すんなりこの本の仕事が決定したのでした。これが以後の解体真書につながっていったことを考えると、浜村さんにはただただ感謝です。
ハメの応酬的なゲームバランスは、あれはあれでよかったと思う。そんな自分は骸羅の円心殺でハメまくりでした。
『真サムスピ』の開発中、徹夜つづきで疲労の極致に達していたSNKの企画担当は、狂死郎のエンディングとして「踊りまくっていたら止まらなくなって、そのままどこかへ飛んでいき、最後に“狂死郎の名にふさわしい死にざまであった”というテロップが流れる」という爆笑もののストーリーを思いつき、半分マジで採用しかけたらしい。インタビューでは「徹夜がつづくと、何を考えているのかわからなくなるんですよね」と笑いながら話していたものだが……『斬紅郎』で採用されてるやん!
背後をとられると死、攻撃を数発受けると気絶して死、というすさまじいゲームだが、一瞬の油断が死を招くという、武者ぶるいを起こすほどの真剣勝負が堪能できたのもまた事実だった。ところで、戦闘スタイルが選べるというシステムは、遊ぶぶんにはいろいろと模索できて楽しいのだが、攻略本を制作するさいは、データを調べる手間が倍増して死。
CPUを相手に、ひたすら斜めジャンプ→必殺投げのくり返し。CPU千両狂死郎がパターンにハマらず、苦悩する毎日。それが攻略本初仕事でした。
設定原画の1枚に、「チューイセヨ」と言っているSD覇王丸が落書きされていた。「チューイセヨ」といえば「コロ助の科学質問箱」、と連想してしまうのは歳のせいでしょうか? おもしろかったなー、ひみつシリーズ。「雪の朝、大の字大の字ニャンの跡」とかあったよね。ガリゴリガリレイだっけ。何の話をしてんだ。