| 発売 | 電波新聞社 |
|---|---|
| 発行・編著 | スタジオベントスタッフ |
| 発売日 | 2000年12月8日 |
| 価格 | 2,200円＋税 |
| 判型 | A4変型判 |
| ページ数 | 400ページ（カラー352ページ） |
| 書籍コード | ISBN4-88554-677-X |
『餓狼伝説』から『ザ・キング・オブ・ファイターズ2000』まで、SNKが発売した対戦格闘ゲーム全32作品を徹底解説し、SNK対戦格闘ゲーム10年の歴史を追う。各タイトルごとに、ゲームシステムやすべてのエンディング、アーケード＋コンシューマ版の裏技などを完全網羅。本書のための描き下ろしを含む数百点のイラストを載せた「ART GALLERY」や、登場キャラクターを全紹介した「SNK対戦格闘ゲーム大事典」、ネオジオシステムの足跡をたどる「SNKハード＆ソフトの歴史」などの企画物も満載で、イラスト集および資料集としても楽しめる。カバー裏には、全32タイトルのインストラクションカード類を掲載。
(C) SNK 2000
(C) 2000 STUDIO BENTSTUFF
この本の企画がスタートした時点では、まさかSNKに大きな転機が訪れることになろうとは思ってもみませんでした。だから、その事実を知ったときには、本の持つ意味がさらに重くなったことを自覚し、SNKファンのメモリアル本となるようにと、制作スタッフ一同、思いをこめて作ったつもりです。「ありがとう、SNK。」――オビに書いたこのコピーは少々刺激的ですが、僕らの偽らざる気持ちであることはまちがいありません。デザイン室の何人かのかたが、辞めてしまう直前に各章のトビラ用イラストを描き下ろしてくださったのにも感激しました。各作品のエンディングや、膨大な点数のイラストを見ていると、なんだかちょっと切なくなる、そんな本です。
『餓狼伝説』シリーズの後半部分＆『月華の剣士』シリーズを担当しました。本当は『KOF』シリーズも担当したかったのですが、残念ながら時間と作業量的に無理でした。なお、私は諸事情で本の制作が完全に終了する前にお休みをいただいたんですが、最後まで残って頑張ってくれたみなさん、どうもお疲れさまでした。
SNKで思い出すのは、’94年に行なわれたネオジオのイベントのこと。そこに特別ゲストとして『龍虎2』のテレビCMでユリ役をやった女の子がきていたのですよ。当然ながらそのときは、ステージに上がった少女の数年後を予測できるはずもなく、かわいい子だなあと見ていただけ。サインとかもらっておけば良かったかな。残念。
「対CPU戦の全エンディングを掲載」というコンセプトのこの本で、よりによってSNK対戦格闘ゲームのなかでも屈指の難しさを誇る『サムスピ』と『真サムスピ』の両作を担当することになろうとは……。かつて、天草やミヅキが倒せなくてエンディングが見られなかった人に、ぜひ読んでほしいです。
『侍魂～サムライスピリッツ～』と『アスラ斬魔伝』を担当したのですが、作業が佳境に入るまでDボタンを使わずにプレイしてました。どおりで難しいわけだ。
大事典では膨大な量の項目を、わずか22ページに詰めこまなければならなかった。そこで文字を小さくし、さらに掲載する情報を厳選。あとはまとめ役である渡辺Kazooの尽力で、あれだけ内容の濃いものに仕上がったのだ。ありがとう、Kazoo。
まったく知らないゲームだったが、家庭用なので大変な仕事ではないだろうと思って引き受けた『甦りし蒼紅の刃』。この本で最大のページ数を占めるタイトルになろうとは、そのときは露ほども想像していなかった。
「ALL ABOUT ザ・キング・オブ・ファイターズ’95」から5年ぶりに「メモリアル・オブ・ファイターズ」の復活を計画するも、ほかの仕事との兼ね合いでアドバイザーとしてしか参加できず、挫折。今回は、モンティ・パイソンのノリで行く予定だったのだが。
SNK対戦格闘ゲームのボイスには、劇団の役者さんが多数参加している。七枷 社役の粟根まことさんが出演している芝居を観に行ったときのこと。粟根さんは、観客が持っていた買ったばかりの『ギターフリークス』専用コントローラを借りて芝居に使ったあと、「自分も持ってるから大丈夫」と言って、もとどおりに箱へしまっていた。なんでも、地方公演のときにドリキャスを持参して『ファンタシースターオンライン』をやるほどのゲーム好きらしい。ぜひ一度お会いしたいかたである。
「A.A.カプコン対戦格闘ゲーム」のとき非常にツラかったので、今回は事前にいろいろな下準備をして挑む。少しでもラクにレイアウト＆流しこみをするための裏ワザを編み出してみたり。でも、「A.A.カプコン対戦格闘ゲーム」のときよりゲームのタイトル数が少ないのに、どうして本の総ページ数は増えてるのー（号泣）？
