TOP
TOP > 作品紹介 > 作品詳細 ALL ABOUT ザ・キング・オブ・ファイターズ’94

作品詳細

ALL ABOUT ザ・キング・オブ・ファイターズ’94

発行 電波新聞社
編著 スタジオベントスタッフ
発売日 1994年11月17日
価格 1,359円+税
判型 A5判
ページ数 272ページ(カラー96ページ)
雑誌コード 18362-12

内容紹介

対CPU戦におけるすべての対戦相手の攻略パターンや、体力が満タンの相手を一気にKOする「冥土行き連続技」を全24キャラクターについて紹介。対2P戦攻略では、各キャラクターの基本戦略と、チーム戦においてとくに重要となる試合にポイントをしぼって解説する「チーム別対戦よりぬき攻略」を収録している。

(C) SNK 1994

スタッフコメント

山下 章

 『KOF’94』の企画を極秘裏に聞いたときは、『餓狼』と『龍虎』のキャラクターが対決するという夢のような内容に心躍らされたものでした。ただ、開発スタッフの真の狙いは、それらのキャラクターでSNKファンの目を引きつけながらも、草薙 京をはじめとする『KOF』オリジナルキャラクターを育てていくことにあったわけです(インタビューページ参照)。その狙いはズバリ的中し、草薙 京はSNK対戦格闘ゲームを代表するキャラクターへと、また、『KOF』は毎年1作ずつリリースされる人気シリーズへと成長していきます。この当時のSNKのキャラクター作りのうまさは、見事と言うほかなかったですね。とは言いつつも、単行本制作時のことを考えて、「これ以上キャラクターの数を増やさないで!」と真剣に祈るようになったのも『KOF’94』からだったりするわけですが(笑)。

山中直樹

 対2P戦でサイコソルジャーチームの攻略を担当。そのとき、アテナおよびケンスウの飛び道具は、発射タイミングがちがうのに、動作時間は同じという点に気づきました。このようなデータから戦法を突き詰められるよう、「A.A.真サムライスピリッツ 上巻」からタイムチャートの企画がスタートしたのです。

板場利光

 キャラクターが24人もいるが、全員分の攻略を掲載するスペースはない……というわけで企画されたのが、各チームとの対戦でポイントとなる試合だけを解説する「よりぬき攻略」です。この名前は、僕が小学生のときにカゼをひいて寝こんださい、母親が買ってきてくれたマンガ「よりぬきサザエさん」(単行本に収録されているストーリーのなかから、おもしろいものだけを集めた総集編。全13巻)が由来だったりします。

小石朋仁

 自分の担当ページがおおむね予定どおりに片づき、はじめて超情報局の執筆をまかされる。このチャンスを利用して、与えられたページ数のうち、最後の1ページだけは完全に秘密裏で作成。かくして、1ページ丸々お笑い記事という「メモリアル・オブ・ファイターズ」が完成。はじめて原稿を見たときの、山下さんの複雑な表情を見たとき、勝利を確信した。

大出綾太

 “SNK歴代キャラクター夢の競演”だった『KOF’94』。そこで、シリーズ各作品のオリジナル・キャラクター率を調べてみた。すると、『KOF』初出キャラクターの占める率が一番低いのは『’95』だと判明(ストライカーはのぞく)。数字上では『’95』のほうが、より“夢の競演”だったってこと? それはさておき、いまだにひとつ疑問が残っている。どうして龍虎チームは日本でもアメリカでもなく、メキシコ代表なのでしょう?