発行 | 電波新聞社 |
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編著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1994年4月19日 |
価格 | 1,340円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 240ページ(カラー96ページ) |
雑誌コード | 18362-05 |
『龍虎の拳』シリーズの2作目を深く掘り下げた一冊。システム解析、高難度を誇る対CPU戦の攻略、すべての組み合わせの対戦をフォローした対2P戦の攻略といった、プレイに役立つ情報を網羅。そのうえで、全曲楽譜集、テレビCMの映像および出演者の紹介、さらにはTVアニメ「バトルスピリッツ龍虎の拳」の脚本&絵コンテ紹介と、盛りだくさんの内容が凝縮されている。
(C) SNK 1994
このころのSNKゲームのALL ABOUT シリーズは、当時SNK宣伝課に在籍していたSさんとNさんというふたりの女性広報のかたの多大なるご協力のもとに作られていました。キャラクター紹介ページにあるコラム(この本で言うと「各キャラクター直撃インタビュー」)はSさんが書き下ろしたものですし、Nさんにも開発スタッフへの質問ホットラインをつないでもらったりと、お世話になったこと数知れず。また、「技表の撮影に1時間だけお貸ししましょう」と、ギースを操作可能なMVS版『龍虎2』用のROMチップをナイショで持ってきてくださったこともありました(この話って、もう時効ですよね?)。ただ、おふたりが来社する少し前に、ベントスタッフが入っているマンションの入口ホールで寿司屋が出前をひっくり返していたため、以来SNK社内では「ベントはお酢クサイ」というウワサがたつことに……。ギー酢の呪い?
P.S.この本を持っている人は、92~93ページの「テレビCM映像FILE」を再チェックしてみよう! 漢字かひらがなかのちがいはあるけど、そこに出演している女性タレントは、デビュー直後の……。もしかして、プレミア本?
スタッフロールに出るコントの解説を書くのが楽しかった。はっきり言ってムチャクチャやってますけど。
某番組に「空耳アワー」というのがある。歌詞が本来の意味とはまったくちがう言葉に聞こえるものを、おもしろおかしく紹介するコーナーなのだが、対戦格闘ゲームはまさにネタの宝庫。なかでも僕が気に入っているのが『龍虎2』のMr.ビッグの「ラムちゃん(本当はドラムショット)」と「お味噌汁?(本当はOver so soon?)」のふたつです。思えば、ベントスタッフの空耳ブームはこのゲームからはじまったような……。
まだこのころは、技表が2週間程度で制作できた。なんて幸せなんだ。技表以外にも対2P戦(2キャラクター)、対CPU戦(vsギース)、連続技……と、いろいろなことを受け持つことができたなんて、いまでは想像もつかない。
福岡ドームで行なわれたイベントで『龍虎2』にギースが出ると知ったということは、この本のなかでも書いたとおり。ホークスビジョンに若いギースが映し出されたとき、小久保のホームラン並みにどよめきが起こったのだった(1.8倍の誇張)。それにしても、福岡ドームの外野フェンスは高かった。調べてみたところ、なんと5.8メートル。3階建ての建物くらいか。実際に目の当たりにすると、この球場でホームランを打つ自信がなくなった(打つ機会もないが)。