出版・編集 | スクウェア・エニックス |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2005年2月18日 |
価格 | 1,524円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 496ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7575-1379-8 |
詳細なデータや美しいビジュアルを中心にまとめた一冊。すべての呪文と特技を連続写真つきで載せた「呪文・特技パーフェクトガイド」をはじめ、アイテム、モンスター、モンスター・バトルロードに関するデータとアドバイスを紹介していく。さらに、便利なテクニックやおもしろいイベントなどを集めた「シークレット80」も収録。折りこみポスターでは、フィールド上の宝箱の位置やチームモンスターの出現場所がひと目でわかるマップを掲載している。すべてのプレイヤーをクリアまで導く本「~上巻●世界編」と同時に発売された。
(C) 2004 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/LEVEL-5/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C) 2005 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
堀井雄二さんと最初にお会いしたのは、たしか雑誌の連載記事内での『ドラクエIII』に関するインタビューだったでしょうか。その後堀井さんには、テレビ番組「地球発19時」の「『ドラクエIV』を予想する!」という回のときにお力添えをいただいたり(僕と大堀康祐氏が、ドラクエ開発チームが打ち上げ旅行で訪れたバルセロナの聖家族教会やパリの凱旋門などを巡って『IV』を予想するという、いま考えると“?”な番組でした……)、僕がプロデュースしたシャープ主催「全日本X68000芸術祭」で審査員を務めていただいたり、などなど雑誌媒体以外でもお世話になったことは少なくありません。今回、その堀井さんが手がけている『ドラクエ』のガイドブックの制作を担当する機会に恵まれ、まず最初に考えたのは、「ドラゴンクエスト公式ガイドブック」のクオリティを高めることで、これまで堀井さんから受けた御恩を少しでも返せたら、ということでした。独自のコンセプトを持つ書籍であるだけに、制作は容易ではなかったものの、できる範囲内で精一杯のことはやったつもりです。この上下巻が『ドラクエVIII』ファンのかたがたのメモリアルアイテムとなってくれたらうれしいですね。
何気なく遊んでいた100コインスロットで、10分間に2回もスリーセブンが出たときには、つぎの日に死ぬかと思った。それにしても、チームモンスターの名前には笑わせてもらいました。なかには、いろいろと意味深な名前もあるみたいで……。バトルロードにいるモンスターチームのオーナーとかも、スタッフロールと見くらべたりすると、何か発見があるかも。
呪文や特技のページはライトユーザー向けに構成しましたが、じつはシステムの深い部分を知らないと書けない情報をいろいろとちりばめています。それと、呪文や特技のリストに掲載した写真は「アイテムを使わずに最速で覚えられるレベルで、抵抗力の低いモンスターに使って撮影する」など、いろいろと小ネタを仕込んでいるので、興味のある人はチェックしてみてください。
どんなゲームもサクサク進めるのが好きな私は、「無益な殺生をしない平和主義者」とトロデに評されていました。まぁ、ホントのところは、経験値かせぎをサボったせいで敵に勝てず、逃げまわってただけなんですけどね。
(上巻からのつづき)「シークレット80」のコーナーは何人かで手わけをしたものの、ここでさえ戦闘編が割り振られる始末。どうも、ほかのスタッフから血に飢えた戦闘マシーンか何かとカンちがいされているような気がしますが、カンちがいじゃないのでいいことにします。いいのかな。
アイテムの解説を書く。ひとくちでそうは言うものの、目の前には武器やら防具やら道具やらだいじなものが積まれた山が、ドォンとそびえていました。それを切りくずし、並べ直し、ときには雪崩に巻きこまれて遭難しつつ書き上げた300余の解説。言葉とはこれほど精緻なものであったかと、改めて認識させられた仕事でした。
私は幼いころ、ファミコン神拳の伝承者たちが制作した「ファミコン神拳奥義大全書 巻の二」(『ドラクエI』の攻略本)や「同 巻の四」(『ドラクエII』の攻略本)の大ファンでした。また、伝承者のひとりであるキム皇の著書「ファミコン神拳110番」(週刊少年ジャンプの連載じゃなくて、単行本のほう)を見て、ゲームライターという職業の存在をはじめて知り、「こんなに楽しそうな職業があるんだ。私も将来ファミコン神拳の伝承者になって『ドラクエ』の攻略本を作りたいなぁ」などと、漠然と思ったりしたものです。それから約20年が経過し、残念ながらファミコン神拳の伝承者にはなれませんでしたが、幼いころからの夢であった『ドラクエ』の攻略本制作に携わることができました。この機会を与えてくださったスクウェア・エニックスのかたがた、ありがとうございました。
わけあって、ゼシカは短剣スキルを上げつづけました。ボス級モンスターに毒ダメージ有効だぜー……効けば。はぐれメタルの剣を持たせれば、非力さをカバーできるぜー……それでもククール並みですが つω・`)
チームモンスターの担当として、バトルロード格闘場に通いつめました。モリーとムリーをパーティに加えたかった……。
おもに「シークレット80」のNo.20を担当させていただきました。当時(いまも……ですか?)流行りの韓流ブームに乗った、そんな写真をまぎれこませているのですが、気づきましたか? じつは、隠者の家のどろにんぎょうが、とある韓国人俳優の名前を言っているんですよ(笑)。
仕事で『ドラゴンクエスト』シリーズに関わることができるなんて夢のよう。書籍の制作は大変ですが、とても幸せに思います。
本作には、数多くのやりこみネタが用意されています。思いついたネタをいくつかあげてみたので、腕に自信のあるかたは挑戦してみてはいかがでしょうか?(一応私も全部に挑戦しました)
・タイムアタック/リアルタイムアタック
タイムアタックはその名のとおり、ゲーム内で表示される時間をどこまで短縮できるかを競う遊びかたで、10時間以内での攻略も可能ですが、最初からそんなにストイックなプレイをしていると、タイムアタックが嫌いになってしまうので注意(笑)。後者は、実時間のタイムを競うもので、実質ノーセーブタイムアタックに近いですね。慣れると12~14時間程度でクリアできます。
・低レベル攻略
必要な戦闘以外を極力回避し、主人公たちのレベルを上げずに、試行錯誤をくり返してボスを撃破していきます。極まると平均レベル13台でラスボスさえも撃破できるのですが、その域に至るにはかなりの知識が要求されます。
・最短走破距離クリア
45km以内でクリアできれば上出来です。プレイ開始早々、「ザバンを走破距離2km以内で倒す」という大きなカベがありますが……。