発行 | カプコン |
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発売 | エンターブレイン |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2001年2月26日 |
価格 | 1,300円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 368ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7577-0390-2 |
アクション要素の強い『鬼武者』のゲーム性に合わせ、操作キャラクターと敵キャラクターの攻撃動作の解説にタイムチャートを採用。動作時間はもちろんのこと、一閃やカウンターの可能なタイミングがひと目でわかる。ゲームクリアまでの道のりは、必要な要素をわかりやすくまとめた「解法之書」と、2Dマップを用いながら敵との戦いかたや通過方法を解説した「地理之書」のふたつにわけて徹底攻略。さらに、各所で出題されるパズルについても、その解法をズバリと指南し、すべてのプレイヤーをエンディングへと導く。魔空空間を突破する方法やエクストラゲーム『鬼魂』の詳細な攻略法、1時間以内にエンディングへ到達するタイムアタックなど、やりこみ系の情報も充実している。
Composed by (C) Mamoru Samuragoch.
Character Samanosuke Akechi by (C) Amuse/Fu Long Production,
(C) CAPCOM Co.,LTD. 2001 ALL RIGHTS RESERVED.Guest Creator:Takeshi Kaneshiro
MotionCapture:Links DigiWorks 桜亭スタジオ
(C) 2001 ENTERBRAIN,INC.
2000年も暮れようとしている12月のある日。カプコン・キャラクターライツ部の北原“ナイスガイ”隆氏から「『鬼武者』のサンプル版が届いたので、ちょっと見てもらえます?」と誘われて、カプコン東京支社を訪れた。プレイすること小一時間。だいたいの感触がつかめたところで攻略本の打ち合わせに入ろうとすると、北原氏いわく「今日、この部屋は夜中の12時まで押さえてあるんですわ。山下さんには、とりあえず最後までクリアしてもらわないと」――なんと、体験プレイと思っていた場で、いきなり室内に軟禁され、クリアまでプレイさせられることに!! 『鬼武者』の一番の思い出というと、それですかね。ちなみに、本のほうは、さまざまな事情で封印されていた解体真書が約2年半ぶりに復活! しかもシリーズ初となるカプコンのゲームで! ということで、いつも以上に気合いが入った一冊です。
せっかくだから時代小説風に合戦を書いてみるか、とかなり意欲的に取り組んだ序章・異説桶狭間。日本の歴史上十指に入る有名な戦だけに、イメージを膨らませて整えるのと資料を調べるのに結構時間がかかったように思う。この試みがうまくいったかどうかは読者のみなさんの判断にゆだねるとして、書き手としてはまちがいなく楽しめた素材だった。終章はすでに制作が発表されている続編の展開と矛盾を起こさぬよう、できるかぎり左馬介に限定して物語を収束させてみた。なお、コラム「鬼武者、もう少しだけ」は鬼武者公式サイトで連載していたものを再録。金城武主演のドラマとかをチェックしておいたのがこんな形で役立つとは思わなかった。好奇心は人生の杖ですなあ。
先日、自腹で買った『鬼武者』が、留守中の自宅で盗難に遭いました。盗んだ人は、プレイする前にこの本を買っておくこと。それと、遊び終えたら返してください。
本作のキャラクターは、武器をかまえながら前後左右へステップしたり、方向キーを入力するだけで走ることができる。こうした移動面での自由度の高さが『鬼武者』のいいところなんだけど、マップ担当にとってはじつにやっかいなシステム。あまりに主人公がすばやく動きすぎて、道幅や距離が正確に測れない! というわけで、本書に掲載されているマップが実際の長さとは微妙にちがっていても許してください。
幻魔の各攻撃のデータは、対戦格闘ゲームの攻略本のように、攻撃動作をタイムチャートで見せるスタイルが採用される。そのときはまだ、攻撃ひとつにつき最大で4本ものチャートが必要になろうとは、知るよしもなかった。ところで、ホツマツタヘと干し松茸は似ている。
今回のエクストラゲーム『鬼魂』では、カンペキな記録が出せたと思ってます。コンボボーナス(魂を連続して吸収するとコンボが成立し、さらにボーナスが加算される)の法則を考えると、理論上これ以上の得点は出ないはずです。もし出ちゃったという人がいたら、報告してください。
21世紀最初の仕事は、ひたすら幻魔を斬る! 斬る! 斬る!、そして幻魔を数える! 数える! 数える!、ラフを書く! 書く! 書く! (以下略)……父さん、今世紀も私は頑張っているよ。
アクションゲームはからっきし(『スーパーマリオ』は1-2までしか進めません!)だというのに、バリバリのアクションである『鬼武者』の本に参加。プレイはままならないので人物や設定関係、なかでも歴史的背景のまとめに専念していました。調べれば調べるだけ新たな発見があって、あの話もこの話も……と思って書いていたら、いつにもまして文字だらけで読みにくいページになってしまいゴメンナサイ。でも、この本の記事をきっかけに歴史に興味を持ってもらえたらうれしいです。
本作については、ゲームの内容的なことはさておき、クリアまでの時間が短いという意見を聞きます。たしかに『バイオハザード』シリーズなどにくらべるとプレイ時間は短めですが、社会人のように自由な時間を作りにくい人たちにはちょうどいいボリュームかな、と思ったりもして。たとえプレイ時間が短めでも、そのあいだに十分楽しめるのであれば、良いゲームと言っていいんじゃないかなぁ。
『鬼武者』は、想像以上に楽しいアクションゲームだったので、ノリノリで仕事ができました。この本のタイムアタック攻略では、少しウデに覚えのあるプレイヤーなら簡単に1時間1分を切れる攻略法を書いたつもりなので、ぜひとも挑戦してみてほしいところです。
詳細設定で字幕文字を英語に切りかえると、アイテム名もすべて英訳される。それも「打刀 明智拵」が「Normal Sword」に、「最妙之書」が「Journal」にと、わりと淡泊な訳なのだ。ちなみに「防魔之具足」と「鬼神之具足」は、それぞれ「Holy Armor」と「Great Armor」。どっちが強そう?
はじめてのマップ担当ということもあり、先輩やデザイナーさんには多大なご迷惑をおかけいたしました。そういえば、このころ一部の先輩から「ギルデンスタン」と呼ばれていたっけ。理由は……放送禁止ですね。はい。
「謎解き虎之巻」10ページのために、本を4冊+α読んで勉強した。おかげで暗号やホツマツタヘや将棋のコマや家紋について、やや得意げに披露できるくらいの知識がついた(ただしメッキ加工)。昔、将棋のコマには猛虎とか仲人っていうのもあったんだよ……そんなこと得意げに語ってもなぁ。そもそも誰に対して語るんだよ。