発行 | アスキー |
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発売 | アスペクト |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1998年8月31日 |
価格 | 1,300円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 368ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7572-0190-7 |
アクション性の高い同作品を徹底的に解剖。障害の突破法やアイテムの位置をわかりやすく示したCGマップ、行動パターンから倒しかたまでをフォローしたモンスターデータなど、クリアに必要な情報を完全網羅している。ゲーム中に登場する個性的なキャラクターたちは、すべてカラーイラストとともに紹介し、とくにアミヤクイ村の住民については生活パターンのタイムテーブルも掲載。巻末には、原案:スクウェア、イラストレーション:松岡剛志、文:ベニー松山による主要登場人物の後日談を収録。
(C) 1998 スクウェア
(C) 1998 ASCII
スケジュール的にちょっと余裕がありそうだなと思い、ゲーム中のコ○ミックなBGMを聴きながら、キャラクターページの「26のひみつ」などを書いてみたのですが、原稿校正やさまざまな雑務に追われ、やはり最後は泣きそうになりました。ちなみに、「26のひみつ」というのは、「仮面ライダーV3」から取ったのですが、気づいた人っています?
解体真書は毎回が新規チャレンジ! てな無謀な意気込みのもと、今回は主要キャラクターの後日談をいってみよう、ということに。それというのも、この作品は途中で行方不明になったまま、どうなったのか判然としないキャラクターが結構いたため、だったような……。でも、松岡剛志さんがイラストを描き下ろしてくれて、仕事として楽しかったなあ。これが縁で、「隣り合わせの灰と青春」の文庫版挿し絵も描いてもらったし。
『武蔵伝』の制作はスクウェア大阪の開発部だったので、インタビューも大阪まで行ってきた。午前中の新幹線で出発、6チームのインタビューをして、のぞみの最終で帰京という、かなりハードなスケジュールだったものの、インタビュー自体は楽しい話が多くて大充実。さすが関西ノリ? ちなみに、ムサシくんがラストボスと戦う場所は、開発部があるビルの屋上がモデルだそうです。納得。
シークレットテクニックの63.4というゴロ合わせは、周囲の反対を押し切って載せたもので、いまでもイジメのネタにされてます。しかし、自分にとっては思い入れのある数字でして、プライベートで遊ぶゲームの主人公はみんな63.4くんです。
敵の能力を吸い取って自分で使うことができる「ゲット・イン」システムは本作のウリのひとつだが、ボツとなった技のなかに、ボタンを押すごとにくだらないギャグを言って敵を凍らせる「寒いギャグ」というのがあったらしい。それはぜひ見てみたかったなあ。
近づいて雷光丸斬りを使おうとしたら『ダッシュ突き』が暴発、という経験は誰にでもあるはず。あの修得技はきっとワナだ。
最初にこのゲームをプレイして「なんて熱いアクションゲーム(実際にはアクションRPG)なんだ!」と思ったあなた! 同志です! とくにタイムアタックの攻略パターンを考えると、もう夜も眠れません。ムサシくんはあんなに連続で寝つづけてるのに……。
シークレットNo.57「まわるお姫さま」(P.308)は、その動きを実際に見てこそおもしろさがわかるので、みんなの手で試してみてほしい。本当はホームページ上に動画を載せたいんだけどなぁ……。