無理。マジ無理。
……と、さっさと投げ出したい気持ちでいっぱいだが、一応、戦うだけは戦ってみる。
プレイデータは、通常のサルーインを倒したときのものを流用。装備は以下のように変更した。
■サルーイン戦から変更した装備
戦ったことがある人なら誰しもおわかりのとおり、ディステニィストーンをすべて捧げられた状態のサルーインは、通常時のサルーインがゴミに思えるくらい強い。能力値が大幅に上がり、HPが90000になっているだけでも相当厄介だが、何よりも凶悪なのは1ターンで最大4回攻撃してくること。しかも、ディステニィストーンはすべて捧げてしまうので、それらの耐性で術を無効化することができない。
そこで、フィールドアーマーとレッグメイルの術法防御を徹底して高め、さらに竜槍マリストリク、アイスソード、火神防御輪、耐熱手袋、アンバーマリーチ、ポケットドラゴンを装備して、耐火防御補正を+250まで上げた。これなら、ローザリア重装兵のクラス特性にも『アーマーブレス』にも頼らず、サルーインの『ヘルファイア』をノーダメージにできる。また、竜槍マリストリクを怪魚の石鱗で補強してあるので、『ウォーターガン』を無効化可能。よって、1ターン目が『ヘルファイア』か『ウォーターガン』ばかりなら、なんとか耐えられる。そのスキに『オーヴァドライヴ』を使うのが狙いだ。
この方針で実際に戦ってみたので、そのときの経過を紹介しよう。
●1ターン目
最初に使うのは『オーヴァドライヴ』。運よく、サルーインよりも先に行動できた。『オーヴァドライヴ』を使うと、そのターンには神の恩寵が発動しないのはちょっと痛いが、そんなゼイタクを言っている場合ではない。
●2ターン目
竜槍マリストリクで『閃光突き』×4+『リヴァイヴァ』を使用。『十方』『螺旋突き』『二段突き』を閃き、合計1843のダメージを与える。ターン終了時にミルザの恩寵が発動した。
●3ターン目
アイシャは『オーヴァドライヴ』を使おうとするが、その前にサルーインの『オブシダンソード』で攻撃されて610のダメージ(最大HPの20倍以上!)。倒されたあと、『リヴァイヴァ』の効果で復活する。
さらに、サルーインの2回目の行動も『オブシダンソード』。557のダメージを受けてまた倒され、『リヴァイヴァ』の効果でまた復活(『リヴァイヴァ』は、同じターン内なら何回でも復活可能)。このターンのサルーインの攻撃はこれで終わった。魔法盾を破壊する『空閃』がこなかったのは運がいい。
●4ターン目
サルーインの『ヘルファイア』を食らうものの、ノーダメージ。その直後にアイシャが『オーヴァドライヴ』を使う。
●5ターン目
水竜剣で『かすみ二段』×4→『オーヴァドライヴ』を使用。4連携で3780のダメージを与える。
●6ターン目
BPが足りなくなったので聖杯を使用。『ウォーターガン』→『奇蹟の水』→『オーヴァドライヴ』と行動する。『ウォーターガン』で与えたダメージ量は106。
●7ターン目
水竜剣で『かすみ二段』×4→『オーヴァドライヴ』を使用。単発の『かすみ二段』と3連携で、合計3014のダメージを与える。
●8ターン目
LPが足りないので、水竜剣による『オーヴァドライヴ』はもはやできない。聖杯を使い、『ウォーターガン』×3→『奇蹟の水』→『オーヴァドライヴ』と行動する。『ウォーターガン』で与えたダメージ量は合計294。
●9ターン目
少しでもダメージを与えるべく、ふつうに術を使って、『ウォーターガン』×4→『オーヴァドライヴ』と行動する。『ウォーターガン』で与えたダメージ量は合計212。
●10ターン目
9ターン目と同じ。『ウォーターガン』で与えたダメージ量は合計220。
●11ターン目
BP不足で『オーヴァドライヴ』が使えないので、『かすみ二段』×5で攻撃。単発2回と3連携で、合計3697のダメージを与える。
●12ターン目
BPもLPも尽き果てて、完全に息切れ。もう手も足も出せない。一応、『かすみ二段』を選択し、敵の『オブシダンソード』を1回だけ盾で弾くねばりを見せるが、抵抗もそこまで。2発目の『オブシダンソード』で601のダメージを食らったうえ、LPもゼロになって力尽きた。
というわけで、12ターン持ちこたえて13166のダメージを与えるのが精一杯。これでもかなりがんばったほうだろう。やっぱ勝てるわけないな、こりゃ。