出版・編集 | デジキューブ |
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著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2002年6月13日 |
価格 | 1,700円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 544ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-88787-042-6 |
ディズニーとスクウェアのコラボレーション作品を完全攻略。寄り道イベントまでを網羅する「イベント解説」と、本書描き下ろしの3Dマップを使った「マップ解説」を見れば、『キングダム ハーツ』のすべてを遊びつくせる。ラストボスを含めた敵の攻略法や、“弾き返し”“Tech”などのシステム解説はもちろん、開発スタッフや声優へのインタビュー、設定資料&オフィシャルイラスト集、主題歌「光」の楽譜といった、お楽しみ要素も満載。表紙イラストはディレクター・野村哲也氏による描き下ろし。
(C) Disney Enterprises,Inc.
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(C) Touchstone Pictures
Characters from FINAL FANTASY video game series:(C) 1990,1997,1999,2001,2002 SQUARE CO.,LTD. All Rights Reserved.
Developed by SQUARESOFT
(C) 2002 スタジオベントスタッフ
(C) 2002 デジキューブ
「FFIX Online ULTIMANIA」における経験は、以降の書籍版ULTIMANIAにも少なからぬ影響をおよぼしています。その具体例のひとつが、「FFX SCENARIO ULTIMANIA」「FFX BATTLE ULTIMANIA」「FFIX ULTIMANIA」そして本書に採用されている、“奇数ページの右端にある検索用のツメ”。これは、Online ULTIMANIAで実感した検索性の高さを、どうにかして書籍で実現できないか、というところから僕が考案したアイデアなのでした。章名をすべて並べたツメというのはよく見かけますが、章名の1階層下のコーナー名まで並べたものは珍しいのでは……と自分で思っていたりするのですが、いかがでしょう? おかげさまで、このツメは読者のかたがたにも好評でして、今後のベントスタッフの本でも積極的に採用していきたいと考えています。
「FFX ULTIMANIA」につづいて、今回も声優インタビューを敢行。みなさん緊張していたみたいだけど、初々しい感じがとっても好感触だったのでした。それにしても3人とも若い! 内田さんなんて13歳ですよ。平成生まれですよ。おはガール出身ですよ(関係ないけど、「おはスタ」って朝4時45分テレビ局入りなんだとか。早っ!)。入野さんも宮野さんも、すごくしっかりしていて、仕事に対する姿勢も驚くほど立派。思わず自省したりして……。みなさん良い役者さんになってほしいものです。
正月休みに遊んだ某ゲームと、解体真書を作った『鬼武者2』につづき、本作でも「ラスボスの声優が大塚明夫」という不思議な体験をしました。というわけで、今年は「ボスが大塚明夫なゲーム」をひととおりプレイしとこうと思ってるので情報求む。とりあえず『月華の剣士2』の響でエンディング目指しときます。
『キングダム ハーツ』というゲームは、じつに奥の深い作品です。何度プレイしても、「あ、こんな仕掛けがあったんだ!」とか、「映画に出ていたあのキャラクターがこんなところに!」とか、「あの宝箱の中身って、こんな方法で取れたのか!」といった具合に、いつも新たな発見がある。まるで、そのプレイヤーがどれだけ遊び心や好奇心を持っているかが試されているような……それぐらい、どのワールドもギミックが満載なのです。おかげで、冒険の章の原稿は何度書き直しになったことか(苦笑)。今回は、シナリオ攻略とマップ紹介の両方を担当しなければならず、かつてないほどのハードな仕事でしたが、超美麗マップCGを描いていただいた高橋政輝さん、そのヘルプをしてくれた豊田クン、ともに攻略を担当した渡辺“Kazoo”和歳クンらの協力のおかげで、かなり満足のいくデキに仕上がりました。みなさんがこの本を読んで、僕らが本を作っていたときと同じように、「あ、こんな仕掛けがあったんだ!」とビックリしてもらえればうれしいです。
メカ製作マニア(少し事実)の血が騒ぎ、グミシップで思いつくままに重爆撃機とか聖剣型戦闘機とかビッ○バイ○ーとかロー○ブリティッ○ュとかAC(ホバー足)とかカニ光線とか造ってました。その成果が、少しながら誌面に反映されたことにちょっと感涙。……あれ? 俺って敵攻略の担当じゃなかったっけ? ところで、ディープジャングルの樹上の家や、ブギーの屋敷や、ホロウバスティオンの屋外は、高所恐怖症の身にはこたえます。ご勘弁を。許して。ひいぃぃぃ。
『キングダム ハーツ』の攻略本を作ったことをきっかけに、ディズニーの作品を何作か観賞しました。その後、改めてプレイすると、原作を知っていると思わずクスリとする名場面が、いたるところに隠されていることに気がつきます。すでにゲームをクリアされたかたも、ディズニー作品をいくつか観てから、もう一度プレイすると、新たな発見や驚きがあるのではないでしょうか。
題材となった作品世界やキャラクターを知るために、ディズニー映画を何本も観まくりました。以前はディズニーについてほとんど知らなかった私も、おかげでいまやちょっとしたディズニー通に。そうしてから『キングダム ハーツ』をプレイし直してみると、背景やセリフのあちこちに原作への配慮が効いているのがわかってビックリ。できるだけ「PICK UP」として紹介するようにしたのですが、スペースの都合で載せ切れなかった部分もたくさんあります。本作を芯から楽しむなら、絶対に映画のほうも観たほうがおトクですよ! そのあとで、主観視点で画面じゅうをグルグル見まわしてみてくださいな。
100エーカーの森のサブゲームと、毎度おなじみのシークレットを担当しました。というわけで、ボツになった61番目のシークレットを大公開。デスティニーアイランドの入江で、キノコがある洞穴の前の岩を半分くらい動かし、頭がつっかえて洞穴に入れないぐらいの位置に立ちましょう。そこで×ボタンを全力で連打すると、ソラが砂煙をあげながら超高速ヒンズースクワットを……。
原稿を執筆しているとき、まちがって「ロックタイタン」を「ロックライタン」と入力したところ、多方面からアニメ「ゴールドライタン」がらみのツッコミを受けました。……なんか、この会社の底力を見たような気がしました。
朝から晩までマウスをカチカチ。そのせいか進行なかばにして、肩こり腰痛マウスダコの3連コンボでグロッキー。言っときますけど、『マインスイーパ』やってたわけではないのですよ。
次回作では「ラマになった王様」のキャラクターも出演させてください。
プレイした人ならご存知のとおり、このゲームには、滞空中にキーブレードを振ることでジャンプの飛距離を微妙に伸ばせるという現象(通称、剣振りジャンプ)があるんです。そのため、“ノーマルジャンプでは渡れそうで渡れない場所”が見つかるたびに、剣振りジャンプでも渡れないかを実際に何度も挑戦して検証したわけなのですよ。そのなかでも検証にかなりの時間を要したのが、モンストロ・腹部6のラストエリクサーが置かれた足場へのジャンプと、ディープジャングル・カバの沼のエスナグミが置かれた足場へのジャンプのふたつ。結局、どちらもノーマルジャンプ+剣振りで渡れたのですが、神ワザレベルでの“ベストな踏み切り”と“ジャストな剣振り”を要求されるものだったので、いっときは「渡れない」と結論づけて調査を打ち切ったくらい、とにかく難しかったのです。というわけで、この2ヵ所を剣振りジャンプで渡れたときの達成感は非常に大きいので、みなさんもぜひ挑戦してみてください。……ところで、カバの沼での剣振りジャンプですが、入稿直前に「最後にもう一度だけ」と挑戦したら渡れてしまい、急遽原稿が追加されたというのはここだけのナイショ話です。
ティガーブロックとターザンスライダーを中心に、いろいろと楽しませてもらいました。とくにティガーブロックは、いくら彼の挙動に注目していても、たまに予想外のところへと跳んでいってしまうあたりが頭痛のタネ。おかげで毎日、枕を涙で濡らしていたことも、いまではいい思い出です。個人的には、ミニゲームのなかではターザンスライダーが一番楽しかったかな? 密かにタイム短縮のテクニックには熱いものがあったと確信している今日このごろ。いやホントですよ?
「グワー!」と叫びながらハートレスに突っこんでいくものの、3秒後には「タスケテ~」とピンチにおちいるドナルドダックが愛しくてたまりませんでした。あ、本に関する話を書くんですか? 本書スタッフのお手伝い的立場ながら、インタビューをテキストに落とす作業などをする関係上、インタビュー当事者以外は誰も知らないような秘密を知ってしまうこともしばしば。黙っているのも仕事のうち?