出版・編集 | デジキューブ |
---|---|
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2000年1月27日 |
価格 | 1,500円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 496ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-925075-73-X |
出版・編集 | スクウェア・エニックス |
---|---|
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2004年7月30日 |
価格 | 1,500円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 496ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7575-1249-X |
40人以上のキャラクターが織りなす複雑なストーリーや、バトル&エレメントのシステム、出現モンスターの対処法など、『クロノ・クロス』の要素を徹底解析。エレメントの色になぞらえたそれぞれの章の最後には、「ULTIMANIA式遊びかたの提案」として、本書スタッフが提唱する新たなプレイスタイルを紹介している。開発スタッフへのインタビューや、エンディングテーマ「RADICAL DREAMERS ~盗めない宝石~」のボーカルを担当したみとせのりこさんからのメッセージも収録。
(C) 2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.
攻略本が売れるおおよその部数は、対象とするソフトの販売本数のn%、という形で予測することができます。言わば、攻略本・部数算出の方程式。nの値は、そのソフトがRPGなのか、アクションなのか、対戦格闘なのか……と、ジャンルによって変動するのですが、ときおりそうした予測が大きくハズれるソフトというのも存在します。『クロノ・クロス』が、まさにそれでした。ULTIMANIAシリーズのなかでも一、二を争うくらい大きなnの値は、この作品が攻略本必要度が高いRPGであることを示すのと同時に、「物語のスミズミまで知りたい」と強く願う熱心なユーザーに支えられていることを表していると言っても過言ではないでしょう。制作進行中の日々を振り返ると、「本当は細部の解釈はユーザーにゆだねたいんだけど……」と言いながらも、こちらの重箱のスミをつつくような質問の数々にていねいに答えてくださったディレクター・加藤さんの人柄の良さが印象に残っています。エンディングテーマを歌う、みとせのりこさんのライブ終了後、突如降り出した雨にびしょぬれになりながら加藤さんと一緒に渋谷の街を走ったのも、忘れられない思い出ですね。
1番、オーデー。得意なことは『ブラックホール』です。よろしくお願いします。それはさておき。この本でもっとも思い出になったのは、キルシェのライブへ取材に行き、エンディング曲「RADICAL DREAMERS」を生で聴いたこと。感動。泣きそうになりました。それにくらべれば、2000年の元旦も事務所に泊まりこんでた(念のために備蓄食料まで用意した)ことなんて、どうってことない。2000年にはじめて帰宅したのが1月末だったことも、どうってことないやい!
メーカー資料とプレイ結果の照合でとくに苦労した作品です。あと、ツマルの写真ばっかり撮ってました。
本来の担当はマップページ(白の章)。しかし、一番の思い出は「シナリオ研究」のお手伝いでサテラビュー版『ラジカル・ドリーマーズ』をプレイしたことです。『クロノ・クロス』のひな形となった作品というだけのことはあって、オープニング&エンディング、BGM、ストーリー、さらには忍びこんだ館の構造までがそっくりで、本来とは逆なんだろうけど、プレイしながら思わずニヤリとさせられました。いまや『ラジカル』をプレイする手段がないのが残念。本書を読んで、少しでも雰囲気を味わってみてください。
’97年『ファイナルファンタジーVII』、’98年『チョコボの不思議なダンジョン』、’99年『ファイナルファンタジーVIII』と、もはやベントスタッフの恒例行事となった「スクウェア作品の攻略本の制作で年越し」。2000年は、この作品で迎えました。
シュガール&ソルトンのモンスター徹底活用講座には、隠されたエピソードがいくつかあった……。そう、当初はスリルとサスペンス、そして愛と感動を合い言葉にストーリーが練られていたのだが(本当か?)、オチが「ハイスクール!奇面組」もビックリ状態だったので、結局ボツに。まあ、当然の結果でアリマスね。
校正で赤字を入れながらつくづく思ったこと……「あー“白の章”で良かった」。赤の章や黒の章の人たちは大変だっただろうなぁ。ベントスタッフ内で使用率が一気に上がったゲルインク使用のミルキーペンは、超お役立ちアイテムなのでオススメです。
人物紹介&考察の担当。3度目となれば慣れたもの……と思いきや、バトルに参加する人物の数が多くて苦労しました。でも、一番力が入ったのは「シナリオ研究」。もともと前作『クロノ・トリガー』の大ファンということもあり、関連作品紹介のコーナーや合同年表作りは楽しんでやりました。また、『クロス』の物語は非常に難解なので、かなり踏みこんだ「読解の手引き」を設けました。ここには誌面が足りず掲載できなかったことも多いのですが、ディレクターの加藤さんからじかにお話をうかがったり、何度も書面で質疑応答をくり返して完成したコーナーなので、感慨深いです。
連日の苦しい編集作業において、ヘンな名前の敵キャラクターは疲れた心をなごませる一服の清涼剤。本作でも「ニワトリス」や「マツリもの」といったヘンな名前の敵がいたが、筆頭は某声優の愛称に似ている「イモムー」。ベント社内でもアイドル的あつかいに……なるわけがない。
本作りの途中から参加ということで、今回はモンスターコーナーのサポート。一応エンディングまではプレイしましたが、時間がなく駆け足で進めたせいで、壮大なストーリーはほとんど理解できず。かなり損した気分になりながらも、一部のモンスターについてだけ妙にくわしくなったのでした。