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作品詳細

聖剣伝説 レジェンド オブ マナ アルティマニア

【元版】

出版・編集 デジキューブ
スタジオベントスタッフ
発売日 1999年9月30日
価格 1,700円+税
判型 A5判
ページ数 608ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-925075-64-0
【再刊版】

出版・編集 スクウェア・エニックス
スタジオベントスタッフ
発売日 2004年7月30日
価格 1,700円+税
判型 A5判
ページ数 608ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-7575-1250-3

内容紹介

ゲーム中に登場する10冊(+オマケ1冊)の図鑑にそった章立てで、『聖剣伝説』を極限まで解き明かす。全68イベントの発生条件やクリアの方法、楽器作成や武器・防具改造の法則など、プレイ中に知っておきたい情報を完全網羅。そのほか、開発スタッフのインタビュー&コメント、アイテムのCGデザインを担当した高橋正輝氏による制作秘話、エンディングテーマ「Song of MANA」の楽譜など、見どころ満載の608ページ。

(C) 2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

スタッフコメント

山下 章

 いま見返してみても、ブ厚い……。ゲーム中に盛りこまれているすべての要素をきっちり押さえたら、それまでのULTIMANIAで最厚の608ページになってしまいました。にもかかわらず、「シークレット100」のページは、過去のULTIMANIAシリーズよりも小さい文字で、ギューッと情報が詰めこんであったりします。この本、作るのも大変だったけど、読むほうも大変だろうなあ。最初のころの会議では、「本書を構成する11冊の図鑑をバラバラに作って、それをハードケースに入れて販売する」なんて案もあがりましたが、お金がかかりすぎるという理由でボツに。箱入りの本ってのも、いつかは作ってみたいものです。たとえば、ハードカバーでの「ULTIMANIA全集」とか……ダメ?

大出綾太

 本の発売後、里帰りのついでに柳川へ足を伸ばし、操舵手ラムティーガー推薦のワケノシリンス(正しくはワケノシンノス)をいただいた。イソギンチャクだけあって、かなりの弾力があり、歯ごたえは十分。味にちょっとクセがあるものの、とくに酒の肴にはもってこいの珍味であった。『聖剣』の本をやらなければ一生口にしなかったと思うと、めぐり合わせに感謝するしだいである。ま、仕事はハードだったけどね。608ページだし。そういえば、こまけだらはいつ縄文遺跡から発見されるんだろう。

板場利光

 エンディングを見たいだけなら、武器・防具の作成および改造を行なう必要はないんだけど、いったんハマるとこれが結構アツい! どのアイテムをどの順番で使用すれば武器・防具が強化されるのか……その仕組みが複雑なぶん、思いどおりのものができたときの喜びは格別なので、ぜひ一度挑戦してみてください。本書に掲載されているデータは、究極の武器・防具を作るうえできっと役に立つでしょう。諸般の事情で載せられなかった要素がいくつかあるけどね。

白川大輔

 本作はストーリー的にはもちろんのこと、果実の栽培、ペットの育成、ゴーレムの製作と、さまざまな要素が盛りこまれています。それらをフォローするため、ULTIMANIAのほうもかつてない厚さ(=ページ数)になりました。すべてのイベントを見るには欠かせない一冊なので、どうぞよろしく。

神崎理緒

 すべてのマップを1画面単位で撮影して、それらをつなぎ合わせて、修正して、色の調整をして、あれして、これして……膨大な量のマップCGを作りつづけた、ランド図鑑約150ページ……ぐげ。でも、個性的なキャラクターたち、ナイスなセリフやイベントの数々など、とにかく楽しいゲーム&仕事でした。

魚末烈人

 最初に自分に振られたパートが早く上がったので、あとはこまごまとした(でも大事な)作業をやっていたら、奥付に表記される「担当したパート」が2行にまたがってしまった……。でも、どれもいい経験になりました。なかでも1番楽しかった作業は、モンスターのレアな戦利品を調査するために、ノー・フューチャー・モードで、オーガボックスとシンクロしながらひたすらモンスターを狩りまくったことですな。ん? 奥付に載っていない? ……そうしたスタッフの影の努力があってこそ、この本は作られてるワケですよ(笑)。

山田真也

 バトルハンマー装備時は主人公の力が爆発的に上昇することに魅せられたスタッフが集まり、“ハンマー教”を結成。あとからプレイをはじめた人に「最初はハンマーを装備するといいよー」と吹聴しては、「遊びにくい」と不評を買うという布教活動をつづけている。あなたはハンマーを信じますか?

大野優子

 この作品は心底好きになったので、埋もれてしまいがちな細かい設定もなるべく拾い上げるよう努力しました。とんでもなく分厚い本になってしまいましたが、自分が参加した本のなかでもとくに気に入っています。担当は人物図鑑やストーリー総括で、なかでも思い出深いのが「人物図鑑を完成させるために」のページ。図鑑掲載の条件を調べたのですが、このゲームは図鑑を完成させないほうが難しいシステムになっているので、このページの条件を見ながら図鑑をできるだけスカスカにしてクリアするのもおもしろいかも……。

大出啓太

 最初の企画会議で「ゴーレムとか、武具作成とかおもしろそうですね」と言ってしまったのが運のツキ。その言葉どおりゴーレム担当になったうえ、アイテムコーナーの手伝いで武具の合成法則を調査するという、作成小屋フルコースを味わいました。家に帰れない日々ってのは本当にツラいっすね~。