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作品詳細

鬼武者3 最速虎ノ巻

発行 カプコン
スタジオベントスタッフ
発売日 2004年2月26日
価格 1,238円+税
判型 A5判
ページ数 272ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-906582-01-X

内容紹介

『鬼武者3』での新要素やシステムをQ&A形式をまじえながらわかりやすく解説しているほか、幻魔との戦いかた、海底神殿突破までの攻略ガイドもフォロー。それに加え、これまでの『鬼武者』シリーズを振り返る「鬼武者之章」「鬼武者2之章」も掲載している。なかでも、物語の流れがすべてわかる「物語回想絵巻」は必見。

(C) CAPCOM CO.,LTD. 2004 ALL RIGHTS RESERVED.
(C) STUDIO BENTSTUFF 2004

スタッフコメント

山下 章

 2003年11月に起きた取引先の会社の破産は、ベントスタッフに大変な試練を課すことになりました。2003年末に発売予定または制作開始予定だった本が軒並み先送りとなり、その結果、僕らは2004年2月中旬から4月中旬にかけて、「ファイナルファンタジーX-2 アルティマニアオメガ」「鬼武者3 最速虎ノ巻」「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル ワールドアルティマニア」「鬼武者3 解体真書」「ファイナルファンタジーX-2 インターナショナル+ラストミッション アルティマニア」の計5冊を一気に発売せざるを得ない状況に追いこまれてしまったのです。そんな厳しすぎる進行のなかで作られた本書ではありますが、『鬼武者』シリーズのファンに喜んでもらえるようなページを用意したり、同発本として許された範囲内で可能なかぎりの情報を詰めこんだりと、精一杯の努力はしたつもり。今後、『鬼武者1』~『3』を振り返りたいときに、本書は必携の資料となってくれることでしょう。
 それにしても「作品紹介」→「発売日順索引」のページをご覧いただければわかるとおり、2004年2月中旬から4月中旬にかけて、完全に隔週で1冊ずつベントスタッフの攻略本が発売されていたことになります。688ページ→272ページ→480ページ→416ページ→608ページ(総計なんと2464ページ!)の順に1週置きで校了していくのは、思い出したくないくらいツラかった……。

ベニー松山

 オープニングムービーにベタ惚れしてしまい、それを文章化してみた。書きすぎちゃったかな、と思いながら入稿したところ、またまた文字がぎっしり詰まった見開きの出来上がりである。作品解説やキャラクター解説など、全体として以前手がけた「バイオハザード 3 ラスト エスケープ 公式ガイドブック 脱出遂行編」の作りをイメージして書いている。同発本であるからには、おもしろい企画ページが多いほど読んでいて楽しいと思うのだが、今回は僕自身に余裕がなく、『バイオ3』のときのように漫画家のかたがたに声をかけるまでには至らなかったのが心残り。

板場利光

 『鬼武者3』に関わる2冊――本書と「鬼武者3 解体真書」――で、はじめてサブディレクターを担当しました。慣れない仕事で苦労も多かったですが、優秀なスタッフたちに支えられながらも無事に本を出せたことは、大きな糧になったと思います。

山中直樹

 人物名鑑にバッサリ動物ランドと、担当したのが企画ページ中心で楽しく作業できました。あと、自立歩行するこパンダの写真を撮るため、X boxのコントローラで『幻魔 鬼武者』の「難しい」モードをクリアするハメになったのもいい思……これは忘れます。

小石朋仁

 幻魔のページで、一閃の実行タイミングを敵1種類につきひとつ掲載することになった。ひとつだけということで、狙う機会が多く、なおかつリスクも小さい方法を探したが、なぜか同じ行動に対して、一閃を実行できるときとまったく実行できないときがあって大アセリ。原因は下記のとおりだとのちに判明するのだが、当初はそんなことも知らず、かぎられた時間のなかで成功率が高い方法を模索した。
 原因は、本作では基本的に、下記の3つの条件をすべて満たしている状態でなければ、一閃を実行できないことにある。たとえば、一度に多数の敵が攻撃してきたときは、構えを解除しておかないと、(b)の条件の関係で一閃を失敗する可能性があるのだ。また、敵の攻撃を後方ステップでかわしつつ一閃を実行する場合は、□ボタンを入力する前に左スティックやR1ボタンから指を離さないと、(c)の条件の関係で一閃ではなく蹴りが出てしまう。一閃がうまくいかない人は、これらのことに注意してみよう。
(a) 敵の前方180度、かつ約3.6mの範囲内にキャラクターがいる(刀足軽や斧足軽の走り動作など、例外もあり)
(b) 構えているときは、自動照準が働いている敵の行動に対して、正しいタイミングで□ボタンを押す(ほかの敵の行動に対しては一閃不可能)
(c) 蹴り、突き、斬り上げ、走り斬りが出ない状態で□ボタンを押す

白川大輔

 12月下旬、カプコンの東京支社にうかがい、『鬼武者3』の取材をさせていただきました。『鬼武者』シリーズ初の“現代”という舞台に、最初はとまどいましたが、取材が進むにつれて、新たな舞台にもすっかり慣れていき、『鬼武者2』以上のおもしろさを堪能する1日となりました。大野さんをはじめとするカプコンスタッフのみなさん、その節は大変お世話になり、どうもありがとうございました。

大出啓太

 『鬼武者2』物語回想絵巻の担当に決まったため、ひたすら柳生十兵衛をあやつって幻魔を斬りまくりました。おかげで『鬼武者3』は10分くらいしかプレイしてませんが、久しぶりにゴーガンダンテスに会えたから、まあ良しとしましょう。読者のみなさんも、『鬼武者3』をプレイする合間に、約70ページに渡る柳生十兵衛の愛と哀しみの物語を楽しんでください。

豊田知行

 自分も『鬼武者3』やるんですか? まだ『FFCC』終わってないんですけど? え? どうせ「解体真書」やるんだからコレもやれ?――ってな具合に参加しましたが、校正作業くらいしかしていなかったりします。おかげで「解体真書」の取りかかりが早かったのは事実ですけどね。