発行 | アスキー |
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発売 | アスペクト |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1997年1月25日 |
価格 | 1,262円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 272ページ(カラー256ページ) |
書籍コード | ISBN4-89366-660-6 |
あらゆる技の出しかたが瞬時にわかる全技リストのほか、レスラーの耐久力や技の攻撃力といった、画面には表示されない内部データも完全収録。試合の勝敗だけでなく、実在のレスラーの戦いかたを再現することにこだわった攻略法も掲載されている。レスラーのメッセージや写真も満載した、プロレス・マニア必携の一冊。
(C) 1996 TOMY
(C) 新日本プロレスリング
(C) 1997 ASCII
まだ仕事がそれほど忙しくなかったころ、ベニー松山や手塚一郎とは、よく一緒にプロレス&格闘技を観に行きました。全盛期のUWFの会場には何度となく足を運んだし、新日本のドーム興行も初期のころはほとんど皆勤賞。また、マイナーな団体も分けへだてなくチェックし、うさんくささが爆発していると聞けば旗揚げ当時のFMWへ、ルチャがおもしろいと聞けばみちのくプロレスの前身であるユニバーサルへ、「ショァ!」が合唱できると聞けば剛 竜馬のオリエンタルプロレスへ、高野兄弟が今度こそマジメにやるのではないかと思えばNOWの旗揚げ戦へ……と、観戦した試合数はもはや思い出せません。仕事のついでに神戸で見たSWSでは、北尾の八百長発言や、鈴木みのるvsアポロ菅原の不可解マッチをナマで目撃するという幸運に恵まれ、また、2年目のK1グランプリでは、リングサイド2列目で観ていたところ、KOシーンにクチを開けて驚いている山下+ベニー+手塚の顔が各種格闘技雑誌にバッチリ載るなどという笑える出来事もありました。そんな僕らの影響を受けてか、ベントスタッフにはプロレス&格闘技好きが多いので、この『闘魂烈伝2』本は非常に厳しいスケジュールながらも、楽しみながら作っていた記憶があります。
1996年春、山下社長、ファミ通書籍編集部の田原編集長(当時)とともに新日本プロレスの東京ドーム大会を観戦したさい、山下社長が田原氏に僕を紹介したときの出来事。「彼は板場といって、大のプロレスファンなんです。もし『闘魂烈伝2』の攻略本を書かせてもらえるなら、1ヵ月徹夜してでも書くと言っていますよ」。ちょっとちょっと、いくらなんでも1ヵ月徹夜は無理でしょ。どんな話題でもオーバーに話すのは山下社長の得意技だ。まあ、前作の攻略本は別の人が作っていたし、まずやらせてもらえないだろうけど、ここは話を合わせておくか。「1ヵ月は無理としても、死ぬ気でやります」。すると田原氏が「それじゃ、ぜひお願いしますよ」。……何でも言ってみるものだなあ。知られざる本書の誕生秘話。
途中参加なうえ、いまどきのプロレスを知らないので、さまざまな基礎知識を教えてもらいました。もっとも、いまでは何を教わったのかすら思い出せませんが。
アスキー(当時)のファミ通書籍編集部にて、技表用の画面写真を撮影撮影また撮影。ところが、田中秀和の特殊な返し技であるフライング・メイヤーだけが、どうしても出ない。最終的にファミ通書籍編集部のかたに出してもらったけど、あの追いつめられたときのプレッシャーは忘れられない。