発行 | カプコン |
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発売 | エンターブレイン |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 2001年3月31日 |
価格 | 1,300円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 304ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-7577-0422-4 |
『バイオ』シリーズのなかでも難易度の高い『ベロニカ』の攻略ルートを、モンスター配置マップと詳細な部屋マップを使ってわかりやすく解説。出現モンスターについては、通常の対処法だけでなく、やりこみ派のためにコンバットナイフでの戦いかたも掲載している。プレイステーション2版とドリームキャスト版のちがいや、以前ドリームキャストで発売されていたオリジナル版『ベロニカ』からの変更点なども完全フォロー。そのほか、ゲーム中に隠された22の秘密情報や、『バイオ』シリーズには欠かせないタイムアタック、エクストラゲーム『BATTLE GAME』の攻略法など、盛りだくさんの内容となっている。
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ゲームのプレイ開始から本の校了(すべての作業終了)まで、かけねなしの1ヵ月――それまでの解体真書で最短の期間で、僕らはこの本を完成させなければなりませんでした。「鬼武者 解体真書」の作業を終えたスタッフが、すぐさま『ベロニカ完全版』のプレイをはじめて、まさしく修羅場のひと月を過ごしたような気がします。あ、この本が作れたからって、今後のすべての本の制作期間を1ヵ月に設定するのは勘弁してくださいね>関係各位。毎回こんなに短い期間で解体真書を作っていたら、それこそスタッフがみんなゾンビになりかねないので……。
イメージストーリーは『バイオ』シリーズでの定番スタイルを選択。しかしながら今回はバトルよりも心情シーンが多くなり、本作の特徴を端的に表している。内容チェックはキビしかったなあ。
解体真書には載せられなかった極秘情報。なんと、隠しキャラクターとして、あのジル・バレンタインが登場します。やりかたは簡単。公邸でオルゴールを動かすためのパスワードを入力するさい、画面の左下に注目するだけ。
『ベロニカ』は全体の雰囲気がシリーズ第1作に似ている点がよかったが、シナリオがちょっと長めなのが難点。とくにクリスがロックフォート島を探索するところはもっと短くていいと思う。そうすれば、僕が304ページ中120ページも書くという殺人的なスケジュールにならずにすんだのに(苦笑)。
2月末:モンスター化スティーブの攻撃を1回も受けずにクリアする方法を発見。避けるタイミングの研究にとりかかる。で、締め切りは? /3月上旬:アルビノイド成体を、ボウガンの矢の水平攻撃で遠くからいたぶる快楽を知る。締め切りは……(うつろな目)。/3月中旬:アレクシア第三形態をくぼみに閉じこめるための理論が確立。印刷所に渡る1日前のできごとであった。
今回は「マップからポイントを引き出して解説」という、エクストラゲームでは初の方式を採用してみました。ドリームキャスト版『ベロニカ』を1年に渡ってやりこんできたプレイヤーのかたに協力していただき、短い制作期間のわりには、クオリティの高い攻略を掲載できたと思います。富山の増山クン、どうもありがとうございました。
部屋マップ&図版の作成を担当しました。ふだん街を歩いているときも「あぁ、ココ手すりがあるや、めんどくさー」とか「あそこは消火栓があるから四角いの置かなきゃ」とかいちいち頭によぎって、もはや職業病状態。でも最初は「部屋マップはタイムアタック用の数点だけ」って言われていたような気がするんだけど……いつの間に全部屋ぶん作ることになったんだろ? ……謎。
『バイオ』シリーズは未体験で、設定なども何も知らなかったのですが、この本で人物紹介や物語の解説を書くことになり、イチから『バイオ』の勉強をはじめました。ジャンル的にはかなり苦手なのでエンジンがかかるまでに時間がかかったけど、いつの間にか『ベロニカ』の物語に感情移入し、年表などいろいろ作ってしまいました。アルフレッドに関する見解が小説担当のベニー氏と私で異なっていて、実際にイメージストーリーと考察ページを読みくらべるとちがいがわかります。私のほうが同情的になっています。
シークレットコーナー担当ということで、オリジナル版も含めた3種類の『ベロニカ』をプレイ。それぞれの微妙なちがいを堪能しました。それにしても、極寒の南極基地を半袖姿で走りまわるクレアたちを見ていると、さすがにちょっと寒いんじゃないかと心配になってしまう。暖房器具になりそうなものなんて、火炎弾ぐらいしかないし。そういえば『バイオ2』の火炎放射器は暖かそうだったなぁ……。
『バイオ』シリーズでは一貫してナイフクリアを担当していた自分も、本作でのナイフクリアはあまりにも簡単なため、タイムアタック担当に。制作期間が短かったのでパターン構築に悩むも、「わいわい芸夢館」の管理人、shin氏が協力してくれたことにより、攻略内容はかなり充実したものになりました! よかった~(^^
じつはこのゲームが、はじめてプレイする『バイオ』シリーズ作品。周囲の「『ベロニカ』はキツイよー」という声にもめげず、何とかクリアした。ただ、ドリキャス版でばかり遊んでいたので、ほかのシリーズ作品をプレイする前に「PS用コントローラでの操作に慣れる」という課題をクリアしなくちゃ……。
当初、キャラクターを追って移動するカメラに困惑するも、慣れればとくに気にならなくなる。人間の慣れとはおそろしいものだと思いつつ、またもや先輩の足を引っ張ってしまった。早く仕事にも慣れなくては。