発行 | アスキー |
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発売 | アスペクト |
著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1997年3月10日 |
価格 | 1,165円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 336ページ(オールカラー) |
書籍コード | ISBN4-89366-678-9 |
“解体”をコンセプトにゲームを徹底追究する「解体真書」シリーズの記念すべき第1弾。単なる攻略法の掲載にとどまらず、シナリオを細かく区切ってまとめたミニ小説、マテリアの効果的な使いかたの研究、レアアイテムの獲得法など、多彩な角度から『FFVII』を解析している。なかでも、恋愛パラメータをはじめとする『FFVII』の隠された要素の数々を77項目にわたって紹介した「SECRET TECHNIQUE 77」は必見。
(C) 1997 スクウェア
(C) 1997 ASCII
昔から好きだった『FF』シリーズの本をはじめて作れる喜びと、“ミリオンセラーが約束されているゲーム”の本をはじめて作るプレッシャーを感じながら制作した、思い出深い一冊です。「解体真書」という素晴らしい書名は、担当編集者だったファミ通書籍編集部の西田美樹さんが考えてくれました。「“真”の字は赤だから」――それが当時の西田さんのクチグセ。ちなみに、『FFVII』の前年に僕らが手がけた「ナイツ・ナイス・ナイト・ツアーズ」も、同じ西田さんのネーミングによるものなのですが、この書名を言うと、彼女は顔を真っ赤にしてテレるので、からかう材料として使わせてもらいました(笑)。そんな西田さんは、現在、仕事を辞めて育児に追われる毎日を送っています。編集者としての才能を持っている人だっただけに、お子さんが大きくなったら、ぜひ現場に復帰してほしいですね。
プレステ版『バスタード!!』のシナリオ執筆を終え、「ああ、スキーにでも行きてえなあ」とのんきなコトをほざいていたところに飛びこんできた初の解体真書。ベントスタッフとしての書籍制作に本格参加したのもコレがはじめて。で、うかつにも「各キャラの視点で日記風にストーリーを追ってみまショウ」とか打ち合わせで言ってしまったのが地獄のはじまりでございました。ジェノバ細胞に冒されちゃった気持ちでクラウドになったり、エアリスになってみたり……でもまぁ、書いてておもしろい試みでしたヨ? ただ、ここでのチャレンジ精神が、以降のストーリーパートのスタイルに苦難の影を落とし……(笑)。
ワンダーキャッチャーの景品調査を500回もやったおかげで、その後しばらくはそれがネタになってしまった。週刊ファミ通のインタビュー(!)でも披露されてしまい、その記事を読んだ人からはかならず「500回もやるなんてすごいね」と感心された。意外な人からもそう言われたので、当の本人は「ファミ通は読者が多くてすごいね」と感心し返していたしだい。
以降の攻略本とくらべると、本書のマップの章はじつにシンプルです。掲載されているのはアイテムとセーブポイントの場所、そしてイベント発生地点だけで、しかも入手できるアイテムが何なのかはわからない。しかし、それが本書のいいところ。プレイの手助けとなるだけの機能を備えながらも、自分で探索していく楽しみを奪わない、ちょうどいいあんばいに仕上がっていると思います。ただし、初刷本だけ、MAP574大空洞内部13の滝のなかにあるマテリアマークが抜け落ちているのは完全に僕のミスです。スミマセン。
はじめてのRPGの攻略本、しかも『FF』シリーズというビッグタイトルのため、制作中はつねに大きなプレッシャーをかかえていた。その不安をやわらげるべく、毎日のように甘い物を食べていたら、ただでさえ増えつつあった体重がさらに……。現在よりも25kg近く太っていた、当時の自分の写真は見たくもない。
とにかくモンスターの膨大なデータを整理&検証するのでいっぱいいっぱいでした。あるとき、この本には参加せず、たまたまプライベートで『FFVII』をプレイしていたデータ整理の達人、山中氏に、「ここはどうすればいいんですか~」とリ×ース・セ×ィ×スのデータを見せてしまい、「ネタばらしするなぁー!」とそれから3年間くらいネチネチ言われました(笑)。そう言えばボツになった「モンスターランキング」ネタに、「ポリゴン数の多いモンスター」ってのもあったなぁ。1位はミドガルズオルムだった……かな?
神羅ビルの66階でしばらく待つと、65階からOLがやってくる。彼女がどの部屋に入るかによって、反応が異なることに気づいてからは、ストーカーよろしく彼女の追跡調査を開始。調査結果はシークレットに掲載され(P.202)、“OL担当”という肩書きまでもらった。奥付には載ってないけどね。
ひたすら『シューティングコースター』だけプレイしてました。ちゃっちゃーちゃーららちゃっちゃっちゃらららちゃっちゃっちゃっちゃっちゃらららちゃっちゃ~……と、ゴールドソーサーの曲だけが脳裏に残っています。せめて、コースター中はほかの曲にしてほしかった……(泣)。
ゴールドソーサーのミニゲーム『Gバイク』のスコア出し&原稿を担当しました。時期的に、忙しかったということもあり、満足のいくスコアが出るまでやりこめなかったのが残念でしたが、とても楽しく遊ばせてもらいました。