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作品詳細

トルネコの大冒険3 公式パーフェクトガイド 上巻[迷宮踏破編]

発行 チュンソフト
スタジオベントスタッフ
発売日 2002年12月2日
価格 1,200円+税
判型 A5判
ページ数 336ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-924978-30-2

内容紹介

基本システムの解説をまじえながら、エンディング後の隠しダンジョンを含む合計31種類のダンジョンを攻略していく。ダンジョン内に出現するモンスターの分布図では、モンスターの名前だけでなく、能力や特徴も載せることで実用性をアップ。また、ベニー松山が執筆したお笑いコラム「トルネコ3電話相談室」もあり。

(C) 2002 CHUNSOFT/アーマープロジェクト/バードスタジオ/すぎやまこういち/ENIX
企画制作:チュンソフト 製造販売:エニックス

スタッフコメント

山下 章

 何を隠そう、チュンソフトのゲームの攻略本を作るというのは、チュンソフト・フリークが多いベントスタッフにとって昔からの夢のひとつでした。振り返れば、リクルートがじゅげむというゲーム誌を発刊していたころ(しかもまだ「寿芸夢」と表記されていたころ)、同部門を統括していた香山 哲氏とともに、チュンソフト・中村光一社長のもとを訪れ、サウンドノベルの攻略本を作らせてください、とお願いしたことがあったんです。諸事情があってそのプロジェクトは実現されなかったわけですが、歳月を経て、こうして『トルネコ3』の本を作れるようになったというのは、なんとも感慨深いものがありますね。ちなみに、上巻の「迷宮踏破編」と下巻の「超究解析編」ってネーミングは、「きゅう」の部分が韻を踏んでいるということに気づいてもらえました?

大出綾太

 2002年7月下旬、打ち合わせでチュンソフトへ行ったときのこと。僕には、今回の仕事をするにあたって聞いておかねばならないことがあった。打ち合わせが終わり、意を決して広報さんに尋ねる。「『かまいたちの夜2』って、金のしおりのあとに何かあるんですか?」……いやその、前日に金のしおりになって、例の文章を見たばかりだったノデ(ノデじゃないっつーの)。とにもかくにも、チュンソフ党の党員としては、まさに夢のような仕事ができて、もう思い残すことはありません。あ、でも、ハイスコアキャンペーンに応募できなかったのは唯一の心残り。シルバープレートがほしかったけど、攻略本を作ってる人間が応募するのはルール違反だからねぇ。あれ、そう考えると、仕事になったのは逆に悲しむべきことなのかも? うーむ。

ベニー松山

 「今回は『トルネコ』の仕事!」と聞いた時、思わず小躍りしました。なンたって第1作の『トルネコ』は、私のカートリッジではもうずっとダンジョンに潜りっぱなしで、地下1階までもどってきたらしあわせの箱を投げ捨ててまた深層探索をくり返す冒険ジャンキーなのですよ。ネネのもとには決して帰らない、常軌を逸したサヴァイバー。家庭など一顧だにしない無頼派商人。いつかこんな殺伐としたトルネコを書く機会がやってはこないものかと、てぐすね引いて待っていたワケです。十年ほど待ってついにキタ! サンプルとしてロサを吊し上げる裁判ネタを書いタ! しかしボツっ……! なので戦士と踊り子と老魔法使いが、トランス状態で無理矢理ロサを称賛する“ホメてみ隊”というのを書いてみタ! しかしこれもボツっ……!(下巻につづく)

山中直樹

 ポポロ編の攻略で、仲間にしたいモンスターを選ぶとき、意見が人それぞれで大変でした。結局、この本では即戦力重視で決めましたが、個人的に好きだったのは、レベルアップ時のセリフが愉快な「くさった死体タイプ」だったりします。もう好きで好きで、仕事に行き詰まったときは、ホイミンと同行させていじめたりしました。ごめーんね。

板場利光

 これまで、シナリオ攻略やマップの章を担当することが多かったので、この本がはじまる前に「たまにはちがうコーナーをやってみたいですね」と軽い気持ちで言っていたら、システムの担当になりました。『不思議のダンジョン』シリーズのシステムは、一見シンプルなように見えて、その裏ではものすごく緻密な計算のもとに構築されています。それでいて、プレイする人の年齢層が幅広いため、「緻密なシステムをいかにわかりやすく解説していくか」という点には苦労させられました。個人的にはうまくいった……と思いたいですね。

小石朋仁

 『トルネコ3』のエンディング後ダンジョンは、ポポロだと、地雷ですべてが終わるのが悲しい。そんなツラい過去を経た結果、My最強仲間モンスターは、薬草やちからのたねでHP&攻撃力をとことん上げたサンダーラットに決定。仲間にするべく会いに行くのが簡単だし、爆風で消えないし、特技はとても役立つし、基本的にはなぐられても2ダメージにするし……。強いぞピカ(以下自粛)。

渡辺和歳

 もともと『トルネコ3』は、クリアするのにある程度の運の良さを求められるゲームですが、トルネコ編の「いけにえのほら穴」は、その極みと言えるダンジョンでした。なにしろ、画面外からいきなりザキの杖を投げつけられたり、部屋に入った瞬間にブラッドハンドに引き寄せられたりといったことばかりが起こるダンジョンでしたから。本書ではこのダンジョンをたった2ページで解説してますが、その2ページを書くためにいったい何十時間かかったことか……。嗚呼、思い出すだけで涙が出てきます。

大野優子

 それまでにプレイしたトルネコシリーズは『2』のみでしたが、寝食忘れるほどにハマっていたので、『3』の攻略本制作が決まったときは正直非常にうれしかったです。しかし、以前挑戦したことのないタイプの本だったため(そしてまた、「既存の本にはない、ウチならではのものを!」という野望?が前提にあったため)、企画段階から苦労し、社内で試行錯誤をくり返すことになりました。なんの因果か社員旅行に企画会議が組みこまれ、互いの声が届かないほど広い大会議室を旅館から借りて意見を出し合ったのも、いま振り返ると良い思い出です。部屋も広くて、風呂もたくさんあったし……アレ? 旅行の思い出になってる?

藪良小路

 一度に取りあつかうデータが膨大すぎて、入稿用データに加工する途中でEXCELが何度も落ちました。
「読者さまが本を買ってくれて今よりさらにベントがはんじょうすれば……もっと高性能なPCや周辺機器も組めますわ」

山田真也

 自分が一番好きなダンジョンは「魔物の巣」。大部屋のモンスターハウスで20匹以上のモンスターに囲まれたところで、身代わりの杖とルーラ草を使って逃げ、画面外で偽トルネコが切り刻まれる音を聞いてほくそ笑むのがじつに愉快。痛快。そんな自分の暗黒面に恐怖を覚えつつ、今日もモンスターハウスへ。ぷぺぺぱぱぱぱ~ん(←例の音)

豊田知行

 一度ちからつきてしまうと、装備がなくなって「もうだめか?」と思う場面が多いゲームですが、工夫しだいで抜け道が見つかるのでいつも新しい発見があります。とじこめの壺でボスを閉じこめられることに気づいたときは思わず笑っちゃいましたよ。

木村昌弘

 進行が佳境に入ってきたころ、うっかり舌を切ってしまいました。傷あとが激しく腫れて、しゃべることが苦行になるほどの痛み。1日の食事がプリン2個(しかも1個食べるのに30分)という生活を送った数日後、あらんかぎりの蛮勇をふるって飲んだインスタントみそ汁のうまかったこと……もだえ苦しむほどでした。痛みで。

中谷 薫

 ダンジョンの攻略法を探るため、異世界の迷宮に挑戦する毎日。アイテム運にも恵まれ、序盤でさきぼそりの剣、使いすての盾、呪いの壺の3点セットを入手。今度こそクリアできるだろうというときに、未識別の巻物を発見。いつものクセで、その場で読んで識別してみたら、なんとシャナクの巻物。そんな罠があったとは……。