発行 | 電波新聞社 |
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編著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1995年10月28日 |
価格 | 1,534円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 368ページ(カラー144ページ) |
雑誌コード | 18362-12 |
各キャラクターの技表では、攻撃値や気絶値などの詳細データを完全網羅。とくに必殺技は、攻撃判定が出現するまでの時間や硬直時間がひと目でわかるタイムチャートも掲載している。システム解析、対CPU&2P戦攻略も充実。インタビューは、開発スタッフ、草薙 京役の野中政宏、麻宮アテナ役の長崎 萠の豪華3本立て。
(C) SNK 1995
この本に載っているインタビューは、未来の予言書だったのだろうか。「2000年になると『KOF2000』になるんですかね」「プレイヤーのみなさんに要望を出していただくかぎり、2001年になってもつづいているかもしれません」「もしもこのまま『KOF』がずっとつづいていくなら、キャラクターは歳をとらないようにするかもしれませんね」――どれも当たってる! そのほかにも、『KOF’95』でカットされたアイデアが何なのかをいまの時点で考えると、ある程度想像できたり……。インタビュー記事を何年かのちに読み返してみるってのも楽しいものですねえ。
期せずして女性キャラクターがらみの仕事が多かった。長崎 萠インタビューに同席できたのもいい思い出か。
技表のページ数が足りないので嘆願したところ、4ページ追加が決定。その結果、京と庵のふたりは2ページ増&写真大幅追加、龍虎チームはページが増えずに写真減&サイズ縮小という、京&庵ファン鼻血、龍虎ファン吐血モノの技表になることが決定。そして俺は、龍虎ファンによる流血撲殺が決定。
『KOF』シリーズのおもしろさのひとつに「固定チーム内での戦略を考える」というのもあると思うので、チームエディットはしたくない。だけど、キングは強ボタンカラーの緑色じゃなければイヤだ……というわけで、僕の持ちチームは「チームエディットしますか?」の問いに“YES”と答えておきながら、ユリ、舞、キング(コイツだけ強ボタンカラー)という“なんちゃってエディットチーム”です。
新キャラクター案のラフ画に書かれていた設定の元ネタを調べたことが、最大のお仕事。いろんな人にご教授いただき、ありがたいかぎりです。それにしても、このラフ画は庵の原型ってことになるのだろうか。もしそうだとすると、世が世なら庵はハイネルと異母兄弟になるところだったのか?