発行 | 電波新聞社 |
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編著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1995年7月12日 |
価格 | 1,437円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 304ページ(カラー112ページ) |
雑誌コード | 18362-08 |
隠しキャラクターを含む全キャラクターの技表や基本戦略はもちろんのこと、開発スタッフ、サウンドチーム、ブルー・マリー役の生駒治美へのインタビュー、貴重な資料を大公開する禁断の章など、企画物も盛りだくさん。『餓狼3』をとことん楽しむための一冊。
(C) SNK 1995
けたたましく鳴る電話のベルに、僕の幸せな睡眠タイムはさまたげられた。受話器を取ると、男の切羽詰まった声が聞こえる。
「山中ですけど。いま……自宅ですか?」
「うん、そうだけど」
「あの……待ってるんですけど」
「待ってるって何を?」
「いや、東京駅にいるんですけど」
「東京駅……?」
「ええ、かれこれ2時間」
その瞬間、さっと血の気が引いていくのが自分でもわかった。そう、今日は大阪・江坂にあるSNKで、『餓狼3』開発チームのインタビューを行なう日だったのだ。僕の人生における最大の遅刻であった……。
勝利メッセージを途中で止めて、ちがう意味のセリフにしてしまう企画が楽しかった。機会があれば復活させたいな。
オーバースウェー攻撃を、対オーバースウェー攻撃以外の技(垂直ジャンプ攻撃など)で迎撃できるようになると、とたんに対2P戦がおもしろくなってきた。しかし、愛用キャラクターが山崎だったため、ゲームセンターではもっぱらテリーで対CPU戦。と言うか、テリー使っているとみんな乱入する気が失せるのか。ダメ人間かも俺。
ブルー・マリーが使う格闘技がコマンドサンボと聞き、ヴォルク・ハン好きの僕としては楽しみにしていたのだが、ちょっとイメージしていたのとはちがったので残念。M.クラブクラッチはヒザ十字じゃなくてクロスヒールホールドに。M.スパイダーは腕十字のロックを断ち切るアクションが入っていて、さらに遠距離立ち強パンチが裏拳だったら使ったかも……。リングスファン以外には何を言っているのかわからない話ですみません。
声優ページに載せる顔写真を請求していたときのこと。コング桑田さんはフリーなので、直接ご本人にお願いしたところ、4枚の写真が送られてきた。それぞれ表情が変えてあり、ひとことで言えば「強烈なにらめっこ状態」。思わず大爆笑。ていねいな手紙までいただき、すっかりファンになりました。