発行 | 電波新聞社 |
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編著 | スタジオベントスタッフ |
発売日 | 1993年12月16日 |
価格 | 1,340円+税 |
判型 | A5判 |
ページ数 | 240ページ(カラー96ページ) |
雑誌コード | 18362-01 |
システム解析、攻撃値などの各種データとカラー写真による全技リスト、対CPU&2P戦攻略のほか、エンディング紹介、開発者インタビュー、全曲楽譜集、TVアニメ「バトルファイターズ餓狼伝説2」の絵コンテなどの関連情報も幅広く収録した、ファン必携の一冊。
(C) SNK 1993
対戦格闘ゲームの1作品の攻略本を自分が作ることになったら、それまでの他社の本には(おそらく)なかった、いくつかの要素を入れよう、と前々から考えていました。具体的には、勝利時&敗北時のポーズ集、メッセージリスト、ボイス台本、楽譜集……などなど。この本がALL ABOUTシリーズのなかでも1、2を争うロングセラーとなったのは、そうした新しい試みを少なからず評価していただけた結果なのかな、と勝手に思っていたりします。
システムページの記念すべき第一歩ってところでしょうか。読み返したら、表の掲載サイズがあまりにも大きくてビックリ。
この本の対CPU戦攻略は、マイコンBASICマガジンの人気コーナー「チャレンジ! ハイスコア」に参加していたプレイヤーたちが使う攻略法のなかから、対戦格闘ゲームが苦手な人にもできそうなものや、見た目に楽しいものを紹介しています。とくにオススメは不知火 舞のvsビリー、vsギースのパターン。僕はこれらのパターンを知ったときに、『餓狼』シリーズの持ちキャラをジョー・ヒガシから舞に変えたほどです。
この本の制作には、3ヵ月も要している。当時は、対2P戦および対CPU戦のクオリティが重要で、納得のいくレベルまで練り上げていたら、それだけ時間がかかってしまったわけだ。話は変わるが、連続技を探している過程で、ギースの「しゃがみ強P→レイジングストーム」がローレンスに対してのみ成立することを発見する。なぜローレンス? と思って調べてみたら、マントに食らい判定があることが判明。合掌。
登場キャラクターが15+1人というと、当時としては破格の人数だった。それから対戦格闘ゲームの登場キャラクター数は増えつづけ、『KOF』では40人を超える大所帯にまでなった。あ、よく考えると、『KOF』よりも前に夢の対戦を実現したゲームなんだ、『餓狼SP』って。エライエライ。